■EOS-5D Mark2
スチルカメラのムービーと今あるムービーカメラの動画では似て非なるもの・・・と思わせてくれる予感。
記録と作品の違いというか・・・便利なズーミングや奥行き感のない絵とは違う新しいスチルムービーの可能性を感じる。明るい単焦点、ウルトラワイドなどのアングルから創られる絵の可能性にワクワクする。
作品性というものは記録時間の長い短いなどという些末なこととは無縁の世界だ。現にCMの世界などその最たるものだ。たった30秒でも強烈なメッセージは込められるものだ。
デジタルフォトの仕事世界に身を置くとスチルとムービーの境目がなくなるときがある。そういうニーズがすこしづつ増えてきている。スチルデジタルフォトグラファーということだけでは通じない時代がすぐそこまで来ていることを感じる。
そういう意味で「写真家」という肩書きに拘る人には無用のものかもしれない。フルサイズでのスチルムービーは新たなクリエイションを産む気がする。
同じムービー機能を持つAPS機、連射機能を上回るフルサイズ機、画素数を上回るフルサイズ機。一見似たような他社製カメラ。
どれも優れていると思うがこのカメラの秀逸なところは先代機がすでに高次元の能力を持っていたポテンシャルをさらに高め、正常進化させ、価格的にも戦略的な価格できたところ。
他社製のフルサイズ機がこのカメラを越えていると語る人は多いが6年前に1系で実用的なフルサイズ機を世に送り出し、3年前に先代5Dで一般ユーザーへもその門戸を開いたキヤノンを侮るなかれ。
デジタルの世界で3年の経験は想像以上に大きいものだ。それほどこのカメラは様々なポテンシャルを秘めている。字面だけのスペック比べだけでは見えてこないと思う。
使う側のセンス次第でただのフルサイズデジイチか、そうでないのかを問いかけてきている。先代は3年前も世を驚かせたが、またひとつの新たな世界を提示してきた。
と、熱くなっちまったが・・・最近キヤノンの旗色が悪く、私の周りのキヤノンファンは押し黙っているし、そうじゃない輩の鼻息がなにかと荒いので今日明日くらいはね(笑)
まあ、どんなに優れていて多機能の道具でも使い手次第というのはいつの世も同じこと。それにしてもフルサイズの贅沢なほどの選択肢。幸せな時代だ。
それから・・・ハイ、もちろんオーダー済です。突っ込まれる前に(笑)
CANON EOS-1Ds MarkⅢ / Planar T*85mmf1.2 60years
PS.
↓注目のシャッター音、ISO25600の画質、フルHDムービーに関する解説動画
http://bptv.nikkeibp.co.jp/article/080917/080917955.html
かなり画期的かと・・・
Recent Comments