■New legend
この玉はヘクトールと並んでかつての著名写真家のポートレイトで有名なレンズ。
当時はバルナックでモノクロフイルム。半世紀後の今はM8でデジタル。ホント隔世の感だが変わらないのはレンズの素性だけ。不思議というか言葉が見つからないというか・・・
いつも思うのはこういう世界はライカレンズだけかもしれない。今までもそうだったようにデジタル時代にも新たなライカ伝説は続くのかもしれない。
ローパスレスで解像感バツグンのM8とタンバールやヘクトールといった柔らかい昔のレンズとの組み合わせは一度味わってしまうともう戻れない禁断の世界だ。
M8の画像を見るたびにこれらのユルイと言われてきたレンズが実はその奥底に秀逸な素性を持っていたことを思い知らされる。もちろん現代のレンズとの組み合わせも息を呑むことがあるが・・・
そのどちらも忠実に再現するM8はダメダメな点も多々あるが凄いカメラなのかもしれない。この12月で発売されて2年が経とうとしているデジタルカメラで今でも再発見できるなんてそうあるもんじゃない。
それもこれも膨大なレンズ資産が残っているからに他ならない。近々発売されるニューレンズ群もその超高価格が話題を呼んでいるが・・・この後に続くであろうNew legendを考えると決してお高くはないのかもしれない。
かつてのライカは家一軒伝説?に比べれば・・・(笑)
LEICA M8 / THAMBAR 90mm f2.2
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Comments
ほんと,もう,御大は・・・お疲れさまです(^^
ライカ=家一軒って,すでにそれ以上逝ってません(笑)
でっかい絵で見ると,耳の辺りのモワモワがなんともいい味ですね〜
Posted by: りーまん | 2008.10.13 13:53
こんばんは。ライカ初心者の僕は初めてここでタンバールというレンズの存在を知りました。今は35mmのズミルックス(現行)1本だけしか持っておらず、50mmのノクチを手に入れてレンズ購入は終わりにするつもりでした。
が、しかしここのところのエントリを見てどうもこのレンズに魅せられちゃってます。特に今日の猫と昨日の1枚目は完全にツボです。勿論道具じゃなくて腕だと重々承知なのですが・・・(汗)。
Posted by: NKG | 2008.10.13 18:14
>りーまんさん
いや~りーまんさんに御大なんて・・・そんな(汗)
ん?家一軒?考えたことありませんです。(笑)
これでもモワモワを押さえ気味にしてます。恐ろしいレンズです・・タンバール。
>NKGさん
こんばんわ。いや、その2本で十分です。それだけにしておいたほうが身のためです(笑)
タンバール=廃人ということです。レンズ沼の底の底のほうに沈んでいる玉ですから・・・(笑)
Posted by: itamura | 2008.10.13 22:02