■銀象嵌
「象嵌がキレイに残っていて珍しいんだよね~コレ」そう言われて見せてくれたのがこのフード。
不勉強なのでその場ではよく分らなかった。調べてみるとライツのフードの中でも極初期のものでおそらくこういうタイプのフードと呼ばれるものができて二つ目のモデルらしい。
正式名称は「FISON」そう呼ばれるものは他にもあるらしいのですが、実はHektor5cmに付けて勧めてくれたもので本来はA型エルマー用のもの。
Lマウント用で位置調整用のノブが付いたフードはよく見ますが、これは何も付いていないモデルですっきりしていてとても秀逸なデザイン。口の悪いお仲間は「Hektor5cmつきの極上FISONですね!」などと。
それほどこのフードは美しく工芸品と言っていいようなシロモノ。
ただ、残念ながら肉眼(老眼?)では象嵌の細かいところまでは見えない。ところがGRD2のマクロで撮ってみたら・・・ビックリ!しっかり銀が乗っているではないか!驚いた!
肉眼では細かいところまで確認できない技術なんて!さすがライツ!あらためてこの時代の職人の技術力とライツ製品のつくりの良さには脱帽。
ただのフードなのにね~!今の技術者に見習えなんてとても言えない・・・
RICOH GR DIGITAL Ⅱ
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Comments
この芸術的な美しさにはまっていくんですよね。。
一度覗いたらもうおしまいですね(笑)。
そしてフードの後ろにあるキャップもやばそうな香りが。。。(爆)。
Posted by: 穂夏 | 2008.03.16 22:23
>穂夏さん
ライツ初期の工芸品的な製品を知ってしまうとヤバイよね~。フードはもちろんだけどキャップにも美しさを感じてしまうんだから・・このキャップは意外と貴重だよ(笑)
Posted by: itamura | 2008.03.17 00:27
伝統工芸品認定ですか。
やはり、現代のコストと天秤にかけたものと造りが違いそうですね。
しかし、カメラのマクロでしか見えないって同感ですね(汗)。
老眼鏡代わりにGRD2持ち歩きます・・・。
Posted by: takahashi | 2008.03.17 10:01
ごく初期のフードは貴重品です。FISONのようにロックネジがないので、落下に注意が必要です。コンクリートに落下させると悲しい結果になります(^^;)
Posted by: kuwahara | 2008.03.17 11:13
>takahashiさん
実物に触ると参ってしまいます。当時はこの技術しかなかったようなのですが、不便さが極みを創る原動力なのかもしれませんね。それに比べて今の時代は・・
GRD2も相変わらずいいのですが・・R8もよさげですね(笑)
>kuwaharaさん
おっしゃるとおりですね。70年前のものにはとても見えません。貴重品ですね。店のスタッフにも落下に注意するように言われました。泣きますよ~と。(笑)
Posted by: itamura | 2008.03.17 14:55
itamuraさん、DP1の絵をみなさんに見せつけられて、
悔しいのでR8に逃げました(汗)。
仲間はずれにしないでね〜。
Posted by: takahashi | 2008.03.18 08:26
>takahashiさん
R8はなによりプロダクトデザインが素晴らしいですよね。takahashiさんが選ぶのも頷けます。DP1のデザインは少しストレート過ぎますがあの絵で許しちゃいます。仲間はずれなんてそんな・・同じ悪人だったとホッとしてます。(笑)
Posted by: itamura | 2008.03.18 22:39
はじめまして。
いつもお写真を参考にさせていただいています。僕もこんな素敵な写真が撮れたらいいなぁ、と。
以前は見るだけだったのですが、ようやく自分でもブログを開設しました。
もしご迷惑でなければリンクをお願いしたいのですが、いかがでしょうか?
ご検討ください。よろしくお願いします。
ちなみに、使っているのはライカM6です。
Posted by: YO | 2008.03.22 12:02
>YOさん
はじめまして、ご訪問ありがとうございます。
お返事が遅れまして・・。
リンクの件、基本的にはリンクフリーですのでご自由になさってくださいませ。
Posted by: itamura | 2008.03.23 12:06
ありがとうございます。
よろしくお願いしますm(_ _)m
Posted by: YO | 2008.03.23 16:00
>YOさん
こちらこそよろしくお願いします。
Posted by: itamura | 2008.03.23 23:11