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2008.02.29

■GR LENS 5.9mm f2.4

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確定申告が終わるとフリーランスとしては1シーズン終わった気がする。

税務署が幸いにも徒歩で行ける距離にある。

毎年カメラ片手に散歩がてらホッとしに行く。

今日はポカポカ陽気でユルリお散歩には最高。

ここのところ、このカメラのスクエアとSummicron35mmばかり。

しかもモノクロ。私はデジタルのモノクロが好きだ。

特にこのカメラのこのレンズゆえ・・・という思いが強い。

モノクロはレンズの思いをストレートに感じられる気がする。

ところで全然関係ないけど・・・

最近、ドコモのキャンペーンソング、「そばにいるね」が切なくて妙にいい・・・。

RICOH GR DIGITAL Ⅱ with GW-1 wide conversion lens

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2008.02.27

■Summicron 35mm 1st

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どこがいいのか?と聞かれても、正直答えようが無い。

私の元へ来てからボディから離れたことがない。

ごく自然に毎日のお供に・・・。

使ってみなければ分らない・・・たぶん。というのが答え?

手元へ来る前はそんな印象を持つとは思いもよらなかったけれど・・・。

LEICA M8 / Summicron 35mmf2.0 1st

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2008.02.24

■ノクトンのおかげ?

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LEICA M8 with SUMMICRON 35mmf2.0 8elements

8枚玉を購入するきっかけは以前のエントリーで散々書きましたが・・・

一番の理由はノクトンクラシック35mmでした。中古市で限定ノクトンが話題になりましたが、ノクトンが発表になったとき、そのレンズ構成が8枚玉とうりふたつということがまず話題になりました。

その上、外観は球面ズミルクスに似ていて特に初期のブラックペイントにこれもうりふたつ、前枠のクローム仕上げ、絞りレバー形状などまんまといって言いかもしれません。

コシナらしいと言えばらしいのですが、ここまで来ると正直なんだかな~と。で、そこに素直に乗るのも一興ですが今回はアタシはあえて本家8枚玉に行こう!と。

これが一番大きな理由でした。新しいノクトンの描写は詳しくは分りませんがなんとなく想像はつきます。少なくとも柔らかい描写であると。

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LEICA M8 with SUMMICRON 35mmf2.0 8elements

まあ、フイルムで使うのならばレンズの味はほぼストレートに出ると思いますが100%デジタルの私の機材で微妙な柔らかさがはたして必要なのか?

絵を自分好みに仕上げることがかなりの部分で可能なデジタル時代だからこそ、レンズ選びはホンモノが必要なのではないかなあ・・と。

目には見えないレンズの持つオーラというか、長い時間を経て多くのユーザーによって作り上げられたパワーというものを感じて撮影するということがデジタル時代の粋さであり、大きな楽しみなのではないかなあ・・と。

まあ、これはあくまで私の個人的な楽しみ方であるのでノクトンを否定するわけではありません。たとえばM8の入門者で手頃な35mmを。という場合などはピッタリですね・・・ただ、そこが入り口になって深みにハマることは想像できますが。

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LEICA M8 with SUMMICRON 35mmf2.0 8elements

いずれにしても気まぐれで朝令暮改な私。いつノクトンにいくか分りませんが・・おかげで思い切って8枚玉へ行くことができ、ある意味きっかけを作ってくれたノクトンにまんまとはめられたのかもしれません。(苦笑)

人から聞いた話ではコシナの小林社長はアイデアマンで実行力があって研究熱心なお方とのこと。噂では次はノクトンクラシック50ではないか、と言われていますがそんな誰でも予想がつくようなものではなく・・・

ここはど~んとノクチのコシナ版(ノクトン35ではなく)などを作ってみてはいかがでしょうかね?今度はあえてデジタルを意識して周辺落ち、グルボケ味のノクチを!たとえf1.2でも十分インパクトはあると思うのですが・・・

今はそういう時代なんじゃないでしょうかね?小林社長!

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■節操のなさ・・

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Hasselblad SWC PORTRA 400NC モノクロ変換

最近の自分の節操のなさには自分の事ながら辟易としている。

M8の8枚玉購入記からSWCとGRDのお騒がせ比較、そして中古市でノクトンを手に入れられなかった腹いせ?に同じ名前の全然別のレンズを安いから、写りが魅惑的だから・・・なんて言い訳して手にいれたり。

節操ないのは前から分っていたけどこれほどだと自己嫌悪全開状態。ムムム~。どうちてくれようこの気持ち。

思いあたるのは仕事の納品やら確定申告やら・・この時期やることが山ほどあるのになかなか集中してかかることができないあせりからだ!

と、思い当たり、今日からしばらく更新はやめて集中するぞ!と思っても気分転換にちょっと・・・なんて出かけたりするとブログネタにいいんじゃない、コレ!なんて・・また同じことの螺旋状態。

あ~あ、PCデスクの周りには手の届く範囲にこちらに前玉を向けたカメラたちがスタンバイしてるんだから、この状態自体が落ち着いて仕事できる環境なのか?いやなければ逆に落ち着かないし・・・。何を言ってるんだ?アタシは。

こうしてブログにエントリーしている暇があったら早くやることやれっての!自分!今みたいな螺旋状態になるとお手軽なウチネコ写真が増えるなあ~やっぱり・・。

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2008.02.23

■ノクトンお試し

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CANON EOS-1Ds MarkⅡ with NOKTON 58mmf1.4 SLⅡ

あまり意味のない比較かもしれませんが・・・

いや、どうしても最短付近の写りを確認したかったもので・・・58mmで最短0.45、50mmで最短0.5ですから、自ずと絵は違うのは当たり前なのですが・・・。

ノクトンの絵。元祖トプコールは噂でしか聞いたことがないのではっきりとしたことは分りませんが、少しおとなしめですがその片鱗はあるような。マクロっぽい感じもなくはないですが・・。

実際は常に最短で撮ることはないでしょうが、こういうクセがあるということを分って撮るのとはマインドが違うというもので。

やはりこのノクトン、Mのクラシックではなくこちらに行ったことは正しかった気がします。気に入りました。かなりお安いレンズにも関わらずモノとしても悪くないですし。

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left / CANON EOS-1Ds MarkⅡ with NOKTON 58mmf1.4 SLⅡ 0.45m
right / CANON EOS-1Ds MarkⅡ with SUMMILUX-R 50mmf1.4 (TypeⅡ) 0.5m

何よりなんだこのコーティングの色は!という感嘆の声を上げるほど美しいマゼンタゴールド系のコーティング。なんだかヤシコンのプラナー初期玉のような感じ。

ほとんど衝動買いに近いものがありましたがいい玉に出会いました。実は一番のお気に入りのズミルクスよりなぜかピント合わせがしやすいということもあって今、手持ちの標準クラスでは一番手の存在に。

ただ、純正の金属フードのカタチがイマイチでかえって何もつけないほうがコーティングも見えるし、何よりシンプルなスタイルがいい!のです。ノンフィルタ派としてちょいと前玉が気になりますが・・・。

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2008.02.22

■another NOKTON

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CANON EOS-1Ds MarkⅢ with NOKTON 58mmf1.4 SLⅡ

アダプターを使っても今までニコンマウントはまったくのアウトオブ眼中・・・。

ツァイスやライカのマウントアダプターは抵抗なく使えてもニコンマウントは?でした。そのキヤノンヘビーユーザーの漠然としたアンチニコン感覚が昨夜、簡単に崩れてしまいました。

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CANON EOS-1Ds MarkⅢ with NOKTON 58mmf1.4 SLⅡ

作例を見てまったくノーマークだったレンズが急に気になりだし、お仲間との情報交換で決定的となっちまいました。

実物は思っていたよりもコンパクトでちょうどプラナーとズミルクスの中間くらいのボリューム。デザインはツァイスっぽく、操作フィールはライカっぽく、各部の回転方向はニコンそのもの、そして写りは・・・?

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CANON EOS-1Ds MarkⅢ with NOKTON 58mmf1.4 SLⅡ

週初め、噂を独り占めした限定版ノクトンではなく・・まったくノーマークだったこちらのノクトンに。どうも最短付近の写りにらしさが潜んでいるようですが、こんな感じではフツーのノクトン?ていうかトプコール?

noyanにいさん曰く「8mmの差は大きいんじゃない?」

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2008.02.20

■今日の出来事・・

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RICOH GR DIGITAL Ⅱ with GW-1 wide conversion lens

噂の限定ノクトン、中古市初日にオープン1時間とかからず完売したそうな。

並んでいた方々の中にはノクトンの作例などでよく知られているプロの方やその他のプロの方々もいたそうな。

その後、夜にはヤフオクにもう出ているそうな。

なかなか魅力的なブツだとは思ったがオープン前から並ぶほどの根性は持ち合わせていないので・・。

それにこれ以上、35mmばかり増えてもど~すんの?と、正直、「完売」の文字を見たときはホッとしたかも。

それより初日には何度か足を運んだことがあったけれど今日の混み具合は尋常ではなかったような。

行きつけの店に挨拶だけして10分ほどで会場を出てしまった。

とても落ち着いて見れる雰囲気ではなかった・・。また後日、再出撃の予定。

その後、先日の仕事で使った40Dがかなり使えそうな手応えを感じたので2台目を。

手持ちの2台あったMark2を1台放出。対応はいつものフジヤのいつものベテラン女性スタッフ。

「Mark2を出して40Dを買う人なんていないですよ!見たことない!」と言われた。

たぶんそれがフツーの反応。でもね・・・。

キレイな3インチモニタでライブビューつきでキレの良い静かなシャッター音。

しかも画質は文句なしでMark2よりはるかに軽いカメラって一度使うと戻れないのよん。

もうフラッグシップオンリーの時代は終わったね。適材適所、軽量第一、見栄厳禁・・・って年なのか?

で、ついでに一世代前の純正ストロボ380EX1台、550EX2台を一度に放出。

2台目の430EXと580EXⅡにチェンジ。これで一気に新世代の機種に完全移行完了。

その他、バッテリーグリップ、予備バッテリー、メモリーなども同時に。

それでもたっぷりおツリがきた!ありがたやMark2。

これって実は朝の悔しさの反動?おかげでお仕事のウエポンは理想的なラインアップに!

後はお仕事に専念するのみ!なんか疲れた今日は、お疲れさん(笑)

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2008.02.19

■珍しく写真展へ・・・

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RICOH GR DIGITAL Ⅱ with GW-1 wide conversion lens

写真展というものにあまり興味が沸かないタチでして(笑)

たまに行く気になるときは技術的なことを確認したいときに行くときがあります。先日も目黒から渋谷へあることを確認しに出かけました。

しかし、最近のデジタルプリント、特にモノクロプリントは凄いものですね。作品レベルが十分に可能なプリンタや用紙が迷ってしまうほどの選択肢があって、まさにプリントもそれらをセレクトするセンスが重要な時代になっています。

現在のデジタルモノクロプリントの技術レベルや現在の用紙の傾向などを実際の作品を見比べて参考にできればと思い、私にしては珍しく徒歩で回ってきました。

1年ほど前まではエプサイトにお仕事で定期的に撮影に行っていました。その時点のデジタルプリントのレベルなどは直接肌で感じ取れていましたが、ここ1年ほどはご無沙汰で・・・。

しかもその間デジタルプリント技術や専用ペーパーなどが飛躍的に進化していてやはりこの目で確認したいなあ・・と。

そんな中、ある方の作品が大変参考になりました。似たような機材とプリンタ。で、気になっていた用紙も実物が確認でき、ご本人とも直接お話もできました。

その方はたぶん、アマチュアの方だと思いますがデジタルプリントは今やアマチュアとかプロとかの垣根はないような気がします。むしろ作品性に拘ったアマチュアの方のほうが新しいものを躊躇なく取り入れていると感じました。

それと常々、感じていましたがやはり写真はプリントがいいですね。同じ環境下で実物のプリントを見ると撮影者の意志がきちんと感じ取れます。ウェブでは本当の意志はなかなか伝わりませんね。

そんなことで今年はプライベートでも少しプリントに力を入れてみようかなあ?と感じた次第です。デジタルのモノクロプリントが本当に面白い時代になっているんですね。

もうちょっとマメに写真展にも足を運ばなければ・・・ちょっと反省。

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2008.02.18

■SWCの絵

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Hasselblad SWC 開放 PROVIA100F モノクロ変換

SWCの絵。ピントも合ってないし、ボツカットというかなんというか全然ダメ!なのでアップする気にもならなかったものです。ただこんな絵だからこそ空気感というヤツは写っているのでしょうかね?なんて(笑)

こういうカットはGRD2では無理です。ゆえにSWCが伝説になるのでしょう。38mmというウルトラワイドにも関わらず深度が浅い。その上、目測なのでとても難しいカメラです。f8でも油断するとどこかがボケます。

開放でもほとんどピントが合ってしまうコンデジでは得られない世界です。ただ、そういう世界でなければGRD2でも十分です。

SWCの世界は今や手間暇をかけなければ得られない世界になってしまいました。どちらがいいのか?実は私も断言はできません。

要は何を撮るか?何を撮りたいか?ですかね。やはり・・・。空気感か?緻密さか?まあ、これだけではないですが。

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left / Hasselblad SWC PROVIA100F モノクロ変換
right / RICOH GR DIGITAL Ⅱ with GW-1

どちらもf8。ピンは無限。どうでしょう?

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left / Hasselblad SWC PROVIA100F モノクロ変換
right / RICOH GR DIGITAL Ⅱ with GW-1

上に同じく。画角は別にして・・・厳密に同じ位置ではないので。でもSWCのほうが少しワイドかも・・・。

こんなんでいかがでしょ?TAKAHASHIさん?(笑)

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2008.02.16

■私的銀塩終焉?

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RICOH GR DIGITAL Ⅱ with GW-1 wide conversion lens

いつも使っていたプロラボが随分前にすでに閉鎖されていたことを知らなかった。

久しぶりにポジ数本を持って行ってみたら、もぬけの殻・・ショック!私的にはもうフイルムは終わりだなあ・・・と。周りにはまだまだフイルム派は数多くいる。

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RICOH GR DIGITAL Ⅱ with GW-1 wide conversion lens

が、私的にはもういいや・・的な思いが強い。SWCは名機には違いないがフイルムあってのもの。なければただの箱。私の中で何かが終わったような気がしてならない。それほどそのラボの存在は大きかった。

GRD2+ワイコンがSWCの代わりになるとは言わないが、様々な表現の可能性があることのほうが私的には大事。撮影のフィーリングやカメラとしてのオーラなど・・惜しい気はするが・・はてどうしたもんか?

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RICOH GR DIGITAL Ⅱ with GW-1 wide conversion lens

絵的にはGRD2で申し分ない。今日もある写真展でGX100でニューヨークやパリをモノクロで見事に撮っている方がいた。きちんとした作品になっていた。

迷う・・というかすでに自分の中では結論は出ているような・・?フイルムの良し悪しではなく求めるべき表現は自分の中ではすでに終わっているのかもしれない。

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2008.02.15

■アシモの中のアタシ・・

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RICOH GR DIGITAL Ⅱ with GW-1 wide conversion lens

ツインリンクもてぎまで行ってきました。明日16日からリニューアルオープンするファンファンラボの撮影に。

実は初のツインリンク。スズカはF1で何度も通いましたが、ここはお初。スズカと同じ山奥の中にあって着くまでに古びた山村や凍結箇所が残っているような山を超えてようやく到着。

ファンファンラボというのは一般的なホンダ車とは関係なく、簡単に言えばホンダの研究開発やアシモやエコなどのお話を子供たち向けにやさしく楽しく解説したり、体験したりするところ。

特にアシモにとっては総本山のようなところ。歴代のアシモたちやアシモの技術的解説、アシモステージでのパフォーマンスなどなど・・・落ち着いて見れば楽しそうなんですがこちらは撮影目的なので・・・

そのアシモステージですが・・・

アシモが撮影が終わるまでじっと直立不動で立っていてくれました。実は、ただ立っているだけでもジャイロを使ってバランスを取リ続けていてバッテリーを消費しているということをはじめて知りました。やっぱり偉いもんなんですね~。

そう長い時間はかけられないのでアシモ絡みの撮影は駆け足で終わらせました。もうちょっと見ていたかったな~。前から好きだったんですよねアシモが・・・。

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RICOH GR DIGITAL Ⅱ with GW-1 wide conversion lens

ところで今日の撮影はもちろんMark3。聞くところによると他のプロの方たちは大半がライブビューなんて使うことはないとのこと。ヘ~という感じ・・。

反してアタシの撮影はライブビューを積極的に使う派。というか仕事では100%ライブビュー。たとえ少数派でもそういう人間もいるのですよん。

こんな便利なものを使わないなんてもったいない!クライアントの構図確認はもちろんのこと、マニュアルのピント合わせ、画面の中の細かいパートの状況やその明るさを知ってシャッターを切る。というような場合もなくてはならないのです。

標準や望遠系レンズがメインの方ならば分るような気もしますがワイドレンズがメインの場合、厳密なピント合わせは至難の技。使わない!と言っている方もワイドのピン合わせをファインダーできちんと取れているとは思えません。

つまり、ワイド系レンズで厳密なピント合わせが必要な場合、今やライブビューはマストではないかな?と思いますね。その上、ライブビュー時の独特のシャッター音も今までに無い感覚で個人的にはキライではないし。これも支持派は少ないようですが・・・。

まあ、アタシの撮影やその方法がメジャーじゃないことは分っているけど、支持派もいるのですよ。ここに(笑)それと、やはりMark3の解像感はスンゴイ!目が覚める!ここまでいるか?いらない!?ということが常に頭を巡ってますね~。

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RICOH GR DIGITAL Ⅱ with GW-1 wide conversion lens

でもお仕事モードではそこまでいるか?は、いるのです。それがお仕事というもの。

陽が沈みかける頃、機材の帰り支度をしていてふっと見上げると都会では味わえない澄んだ空気の中、控えめな夕焼けが目に入り、思わずパチリ。

ようやくMark3も手に馴染み始めて流れるように撮影ができるようになり、そして行き帰りはもちろん愛車ホンダエリシオン!ちょっぴり充実感というものを感じた1日でした。(笑)

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2008.02.14

■放射能レンズその3

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LEICA M8 with SUMMICRON 50mmf2.0 放射能 @借り物

被爆が恐ろしく?まだ生きていたかったので早々にお返しした・・・物騒なタイトルもこれでおしまい(笑)。

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LEICA M8 with SUMMICRON 50mmf2.0 放射能 @借り物

試し撮りした中で印象に残ったカットたち。絵画的というか油絵的というかこういうコクのある絵は好きです。

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LEICA M8 with SUMMICRON 50mmf2.0 放射能 @借り物

とても半世紀以上前のレンズとは思えない・・・剥がれた塗料まで印象的に見える?

やはりこのレンズは放射能うんぬんではなく簡単に言えば、

おそらくガラスに含まれる材料によってレンズのベーシックな描写性能が高められているレンズだった・・って考えてみれば当然なんですけどね。しかしこの時代のズミクロンも気になります。

さて、明日はホンダフリークにとっては楽しみなところ・・茂木のツインリンクへ。もちろんお仕事。

ファンファンラボで成長したASIMOも待っている?ここのところ、少々お疲れ気味、なので行き帰りの車中のBGMはキャサリン・ジェンキンスで・・・。

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2008.02.11

■放射能レンズその2

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LEICA M8 with SUMMICRON 50mmf2.0 放射能 @借り物

昨日はモノクロしか使えないかな?と感じましたけど。この玉自体の独特の色被りというか艶っぽさ?とM8の赤外線被りとのダブル色被り。

カラーもなかなか味わいがあるのでは・・・モノクロもカラーも味わいがあるって。これが放射能の味わい?魅力?魔力?

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LEICA M8 with SUMMICRON 50mmf2.0 放射能 @借り物

とまあ、あまり放射能のせいばかりにするのもなんなんで・・この玉は巷で言うズミクロンっぽいというか、かなり秀逸なレンズかも?です。

半世紀以上前のレンズにも関わらず、ピントのきたところは心地よいシャープさを持ち、少しクセのあるボケも嫌味なく、人工的な絵作りを感じさせない写りというか・・。

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LEICA M8 with SUMMICRON 50mmf2.0 放射能 @借り物

とにかく、見ていてグッと来てホッとする写りですね。ってなんだ?ですが・・・

あらためて思いますがやはりこの時代のライカレンズは味わい深いものがあります。みなさんが初期のズミクロンを愛するのも分るような気がします。

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2008.02.10

■放射能レンズその1

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LEICA M8 with SUMMICRON 50mmf2.0 放射能 @借り物

とりあえず、夕方時間を作って撮ってみました。撮りっぱなし、リサイズのみです。

昔のライカレンズらしい柔らかい描写。UV/IRが付けられないのでモノクロですが、56年前のレンズとは思えないシャープさ。

柔らかいベール越しに被写体が繊細に浮かび上がる・・この時代特有の写り。悪くないですね。やはりモノクロが合っていますかね。

UV/IRをあえて付けないこのレンズとM8のモノクロってもしかしたらベストフィットかも。

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■アンダーミリオン

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LEICA M8 with SUMMICRON 50mmf2.0 放射能 @借り物

あるお方から、曰くつきのレンズをお借りしました・・・。

アンダーミリオン。私も良く知らなかったのですがズミクロン50mmの100万台以前の玉をそう呼ぶそうです。で、それだけならただのシリアルのお話ですが。

このアンダーミリオンの玉の中に噂には聞いたことのある放射能レンズというのがあってまさにその危ない?玉をお借りしてしまいました。

シリアルは99万台なので本当は放射能ではなくランタンガラスの可能性もあるらしいのですが・・でもそのお方はかなりのライカ通。そのお方がたしかに放射能!と言われるので・・。

う~ん、玉を覗き込むと確かに黄色い!これはガラスの中に含まれる酸化トリウムというヤツが経年変化でどんどん黄色に変色しているらしいのですが。

ウェブ上で色々と調べてみるとなにやら冗談ではなくかなり危なさそう。後玉よりも前玉のほうが放射能が多いらしく、50センチ以内で自然界の数十倍の放射能が検出されることもあるそうな。

大丈夫なの?持ってて?と置き場所にも気を遣ってしまいます。撮るときに顔を近づけてホントにいいのかな?

所有者の方の弁によると「私は玉の写りというものにはあまり執着心はないのですが、この玉だけは何か違う気がするのですよ。だからぜひ試してみてください・・」と。

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う~ん、アタシごときに描写の違いが分るのか?それにズミクロンは随分前にM3時代の固定鏡胴ズミクロンを使っていたことはあるけど今はもうないし。

あとズミクロンだと昨年暮れに手放してしまった中身は現行の50周年の絵が残っているだけだし・・・厳密に比較しようがないわけで・・・。

たぶんそのお方はブログなどはあまり興味がないお方なのでまあ、いい加減にしても・・(笑)いや、それは冗談ですけど。う~んどうしよう。複雑だけど、でもちょっと興味もある。

しばらくお借りできそうなのでお仲間内で比較できそうなズミクロンを持っているお方、もし興味があれば撮り比べします?(笑)

1枚目の写真はお借りした直後になにげに先輩を撮った一枚。確かに異様なといったら変だけど何か一枚ベールがかかっているような写り、でもピントの芯はしっかり来ている。(先輩スミマセン・・無断で。許して 笑)

さあ、どんな感じなんでしょうね。このキケンな玉は。

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2008.02.09

■ハッピーが一番!

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ブログを通じてたまたまご縁があって直接お会いする機会が多々あります。

そのときに決まって「itamuraさんは機材をけなしませんね。だからやられちゃうんですよ!」と冗談交じりに言われます。私にとっては至極当たり前のことを言われ、不思議に思うことがあります。

自分で気に入って自前で手に入れた機材をけなすことは自分の眼力にケチをつけるに等しいこと。以前も書きましたがモノには完璧なものはありません。

長所も短所もあってのモノです。特に道具というモノはそれがあるから楽しいのであって短所ばかりをあげつらって何が楽しいのでしょう?その本意が私には理解できません。

もしも、本当にイヤでケチをつけなければ収まらないほどの道具ならば黙って手放せばいいのです。あえてわざわざ公の場でケチをつけずに・・・。

今やブログを通じてたくさんの方々がお互いのブログを見ては一喜一憂している時代です。つまりケチをつければ同じモノを持っている方は不愉快な気持ちなることは当然のことです。

この私でもそういう気持ちになることがあります。ですから・・・私は愛情を持ってダメなところを指摘することはあっても自分の眼力にケチをつけ、結果として他人のそのモノへの愛情にもケチをつけるようなことはあまり好きではありません。

もし、どうしても言いたいのなら、直接メーカーに言えばいいのです。ブログの世界で自分の意見を言うのは自由です。しかし、自分の行為が多くの方を不愉快にさせることがあることを知るべきです。

先日もあるショップの社長さんとたまたま飲む機会があって似たような話をしたところ、お互いにハッピーでいることが一番だね!と盛り上がりました。

そのショップも老若男女様々な人たちが訪れ、おそらく様々な印象を残していくのでしょう。社長が本当に嬉しそうにお互いハッピーがね!と何度もおっしゃっていたことが私のこころに残りました。

そう、趣味の世界はお互いにハッピーだからこそ楽しめる世界です。一人で楽しむことももちろん悪くはありませんが同じ思いを持つ人間同志でハッピーになることは格別のことです。

昨日もブログでお知り合いになったある方と初めてお会いしました。想像していたとおりの方で大いに盛り上がりました。本当にハッピーな時間を持つことができました。

お互いの愛機を熱い気持ちで褒めあって傍で聞いていた人たちには不思議な光景に写ったかもしれませんがそれが楽しいのです。そういう世界だと思うのです。

お互いにハッピーになる!これが私のそして私のブログの考え方です。な~んて・・・ただの物欲を誤魔化す言い訳だったりして(笑)。

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2008.02.08

■たまには・・・

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シルバークロームのM8と8枚玉、そしてテレエルマリート・・・眺めていると旅に出たくなる。

去年の秋からプライベートでの重石が軽くなってちょっと自由な時間が取れそう。

暖かくなったらこの2本を携えて小さな旅へ行ってみたい・・・たぶん素敵な時間に出会えそう。

デジタルでもそんな感情を抱かせてくれるカメラとレンズはこいつ以外見当たらない・・・。

そんなことを夢見ながらやっぱり忙しくなりそう。でも今年こそは旅に出よう。こいつを携えて・・・

こんなアタシでもたまにはピュアになるときがある(笑)

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2008.02.06

■らしくなく・・・

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LEICA M8 with SUMMICRON 35mmf2.0 8elements

アンダー、硬め、キリリ、で、最後に締めあげてみました。なんちゃって(笑)

元々トーンが豊富な玉は少々締め上げてもなかなか粘ってくるようです。

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LEICA M8 with SUMMICRON 35mmf2.0 8elements

それだけ締め甲斐があるのか?は分りませんがシャープネスなど不要。らしくなく?しても見ごたえあります。

色々お試し中ですがやはりなかなかのもんです。8枚の根性は・・・(笑)

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2008.02.05

■8枚玉らしさ・・・

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LEICA M8 with SUMMICRON 35mmf2.0 8elements

運良く手元にきた美しいIROOAを装着した8枚玉はその時代にタイムトリップ・・・。

ライカオールドレンズ・・いつもの被写体もレンズが変わるとマインドも写りも違ってくるような。

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LEICA M8 with SUMMICRON 35mmf2.0 8elements

じっくり現像するとディティールとトーンが浮いている感覚。デジタルでもそういう世界はあるものなんだな。

質感と空気感。エルマリートの2ndにも通じるような写り・・・これが8枚玉らしさ?とにかく気に入りました。

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LEICA M8 with SUMMICRON 35mmf2.0 8elements

今日はとても気分のいい夜を過ごせた。深夜に帰宅しても目がさえてしまっている。参った。(笑)

ご一緒してくださった方々に感謝・・。

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2008.02.04

■新世代の予感

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RICOH GR DIGITAL Ⅱ

台風一過ではないけれど雪の日の翌日のピーカンは痛し痒し・・慣れない都会人はケガ人も多く出たそうな。

今日は自宅で仕事だったので出かけることなく過ごせたのはフリーのありがたさ。今日のような日はおとなしくしているのが一番って、出かけなければならない方たちはご苦労様です。

最近、GRD2を購入する方が増えている。概ね好評だ。使いやすくなって大人の進化を果たしたGRD2。私もかなりの完成度を持ったコンデジだと思う。

ところが・・・

今日、遅ればせながら噂のDP-1のベータ版実写画像を見てちょっとあせった・・・。いいんじゃない!山田さんもかなりの高画質で一眼並みと評されている。私も同感。

RAWの展開画像を等倍で見ての感想はこりゃあコンデジの絵じゃない。GRD2とも次元が違うぞ。素性の違いを感じてしまう。

画質だけで言えばとうとうコンデジにも新世代の絵が生まれそうな予感。製品版はどんなもんになるのか?なんかヤバイ気がしてきた・・・。

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2008.02.03

■8枚玉購入顛末記

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LEICA M8 with SUMMICRON 35mmf2.0 8elements

初めての8枚玉はドイツウェッツラー製の最後期。

コーティングは一般的にはアンバーかゴールドが多く、少数ですが伝説のブルーコーティングというのがあるらしいのですが私の玉はアンバーにパープルが混ざった美しいコーティング。シリアル227万代でした。

ここからは購入の顛末記です。少々長くなってます。

いつものことですが・・・興味のある方だけどうぞ。(笑)

Continue reading "■8枚玉購入顛末記"

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2008.02.02

■M8をいつまでも

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LEICA M8 with SUMMICRON 35mmf2.0 8elements

昨日、M8のファームアップがありました。細かい修正点はともかくオートのWBが格段に良くなりました。今時の日本製デジカメから見れば当たり前のことですが・・・。

こうして少しづつ、愛機がバージョンアップしていくのは悪くないです。むしろライカらしいというか、まあ色々厄介なこともありますがやはりこのスタイルでしばらく行きそうですね。

高価なカメラですから当然と言えばそうなんですが・・こうして長い年月で徐々にパフォーマンスがアップしていくスタイルは日本製にはないコンセプトで私は評価しています。GRDくらいですかね。日本製では。

しかも春以降には有料での大幅なアップグレードがあるようでシャッター幕まで取り替えてシャッター音が変わるそうな、他にも液晶カバーのサファイアガラス化など高価ですがちょっと惹かれるアップグレードです。

ライカはこのプログラムを「ライカM8をいつまでも」と呼んでいます。ライカらしいです。

ところで・・・

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LEICA M8 with SUMMICRON 35mmf2.0 8elements

初めて8枚玉を手にしてしまいました。どちらかというとズミルクス派なんですけど・・・。

昨年メガネつきを手にされたpooyanさんにかなり押されまして。いや、勝手に押されたんですけどね。他人様ばかり押しているアタシでもたまには押されますって・・・(笑)

今まであえて気にしていなかったともいえる8枚玉なんですが一旦気にしだすといや~これほど美しいレンズだったとは・・写りとは関係ないですけどね。往々にしてこういうもんですね。沼の住人は。

ほとんど気が付かないくらいのほんの少しの引きキズが玉にあって、でもその他の外観やコーティングなどは目も眩むような美品、元箱とバブルケースも付いていましたがそのほんの少しのキズで価格はかなりリーズナブルな一品でした。

写りについてはこれからですが、これだけは言えるのは8枚玉の前に様々なレンズを使ってきて今、ここで出会ったことが幸福だったように思います。

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そういう描写のようです。8枚玉というヤツは・・・。

それにしてもこの時代のフードIROOAって昔は比較的キレイなものが結構あったのに今は酷いのばかりでしかもそこそこお高い。いやはやライカというヤツは・・・売らずに持っていれば良かった・・。

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2008.02.01

■deep blue

0201_1

0201_2
RICOH GR DIGITAL Ⅱ

今日の銀座の空は実に深い青だった。

強い日差しの中、銀座を歩きながら見上げる空、おそらくこれほどのdeep blueではなかったのだろうが・・。

記憶はまさしくこのdeep blue・・絵はほとんど手を加えていない。GRD2はいい意味で記憶プラスアルファの絵を残してくれる。

※それにしてもココログ・・前エントリーにいただいたコメントに返信しようとすると「スパムコメントとして認識したため投稿ができません」ですと?ワカラン。
何度トライしてもダメ。コメントをいただきましたがそういうわけでご返信できませ~ん。あしからず・・・。

エントリーはできるのに・・・。

※このエントリーにコメントできたので・・前エントリーにも再トライしましたがやっぱりダメでした。やっぱアタシがスパム?(苦笑)

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