« ■Mの記憶? | Main | ■グループ写真展「東京」 »

2008.01.14

■懐かしい匂い・・

0114_1_4

よくしたものでコンパクトや一眼ばかり使っているとレンジファインダーが無性に恋しくなる。それぞれTPOでその日の気分で使い分けるのはまさにカメラ道楽。シアワセものだ・・・。

カメラとレンズが違うだけで違うものを見ようとする。面白いものだ。ところで、デジタル現像?には普段はSILKPIXを使っている。現像ソフトは色々あるが今のところこれが自分には一番フィットしている。

0114_2_2

中でもこの仕上げ、デフォルトで用意されているヤツなんだけどひと昔前のフィルムっぽくて気に入っている。年初めのGRD2もこれをベースに少しいじって仕上げたもの。

なぜこの仕上げがいいのか?自分でもよく分らないが見た瞬間にああ懐かしい匂い!と感じたから・・デジタル臭くないというかなんというか。決して画質がいいわけでもないし、シルキーでもない・・・。

0114_3_2

特にこういう少し古いレンズで撮ったものはこの仕上げが理屈ぬきに合っている気がする。まあ現像といってもすべて美しく、ノイズレスな絵ばかりが現像じゃないしね。

帰宅して気が付いたのだけれどこのレンズで撮ったくすんだ赤が妙に懐かしく感じる。撮影していたときには気が付かなかったけど無意識にレンズを向けていたのかな・・・?

All photo / LEICA M8 with ELMARIT 28mmf2.8 2nd

|

« ■Mの記憶? | Main | ■グループ写真展「東京」 »

Comments

それは、原風景としての色彩の記憶が、褪色したものだからだと思います。記憶は、モノクロと言う方もいらっしゃいますから。
太陽燦々、原色の洪水といった記憶はあまり残ってませんよね、それよりも陰鬱な曇り空の下のあの日の表情とか覚えてます。
そういう回路なのか、そういう時代を生きて来たのか、、、。


Posted by: 野本 巖 | 2008.01.15 11:12

>野本さん
まさしく、そういう時代をお互い?生きてきたのかもしれないですね。おっしゃるとおり太陽燦々という記憶が私にもないです。今のように原色洪水もあの時代は多くは存在しなかったと思うし・・。ただ、物心がついてすぐにカメラに接していたので撮った世界がカラーフイルム黎明期ゆえの独特の色彩記憶なのか?それとも現実だったのか・・・。

Posted by: itamura | 2008.01.16 01:42

The comments to this entry are closed.

« ■Mの記憶? | Main | ■グループ写真展「東京」 »