■都電三ノ輪橋
都電荒川線。先月、三ノ輪橋駅がリニューアルされた。後輩デザイナーたちのデザインによるものなんだけど・・・。
イメージは昭和30年代の下町。あの「三丁目の夕日」のレトロな世界。プロップス(小物)やエージング(汚れ効果)など結構頑張ってリニューアルしたらしいのだがどこを?と思われてしまうほど馴染んでしまっているらしい。
冗談っぽい話だが実際に行ってみるとなるほど・・・見事に馴染んでいる(苦笑)。奇しくもまだ昭和30年代の雰囲気を残している三ノ輪あたりじゃ仕方ないかな・・・。
本チャン撮影は後日、時間帯を選んで環境デザインとしてきちんと撮影に行くのだがそのためのロケハンと、この期間しか走っていない花電車を撮っておくために久しぶりに三ノ輪橋へ。
たまたま水曜日に行ってしまって商店街はお休み。そのせいではないのだろうが半日待っていたが走っているはずの花電車には出会えず。確かに3両走っている情報を確認して行ったのだが・・・。
後日、荒川営業所に電話で運行状況を確認して再びトライ。ところがどの車両も折り返し地点の三ノ輪橋でも長くても5分ほどしか停車していない。
いわゆる鉄道写真というのはまったく経験がない。それほど大げさなもんでもないが正直バタバタだったがなんとか三ノ輪橋に停車中の花電車を撮れた。と言っても記録写真のレベルだけど・・・。
花電車には出会えなかった初日。電車を待っている間、暇なのでそれぞれ形が違う都電のデザインや降車場に降りてくる乗客、ここを生活エリアにしている人々などしばしウォッチング。
場所柄なのか割烹着姿のおばさんがそのまま都電に駆け込んできたり、軽く一杯引っ掛けてほろ酔いのおじさんが鳩と戯れていたり、幅2Mもない降車場なのに降りてくる乗客と原付やママチャリが同居していたり・・・。
いいなあ~と感じたのが、都電の踏み切りは電車と渡る人たちが結構譲り合って共存している感じ。踏切が閉まるのを待って電車が通行したり、なんかほのぼの・・・。
こういう感覚って忘れていたなあ~。実は私もこういうところで育ったのでなんだか幼いころの記憶が・・・発車を知らせるチンチンという音も懐かしかった。
運良く新たに導入されたばかりのレトロ調にデザインされた9000系?にも出会えた。平日なのに鉄ちゃんらしき人たちも多く来ていてこの電車のときだけは三ノ輪橋も賑わっていた。私はまったくの門外漢だったが・・・。
この日の東京は暑い1日だったが三ノ輪橋駅にはあまり日陰はないし、5分おきに電車は入ってくるしで結局ほとんど日向にいたため軽い熱中症に。でも懐かしくも楽しい1日でもあった・・・。
上の電車が花電車。後日、再チャレンジしたときのヤツ。明日の日曜日までしか走らないらしい。もっと走ればいいのにと思わせるくらい華やかでめでたいデザイン。
レンズはレトロなデザインに合わせて同時代のレンズをセレクト。とってもシャープなんだけどキリキリせず、このセレクトは正解だったような・・・。
All photo / LEICA M8 with TELE-ELMARIT 90mmf2.8 UV/IR
LEICA M8 with SUMMILUX-M 35mmf1.4
で、これも一緒に持っていった定番レンズ。やっぱりこういうときははずせないでしょう!このレンズは・・・。
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