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2007.02.10

■代え難いモノ・・・

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「Hasselblad SWC with Carl Zeiss Biogon 38mmf4.5」

世界最高のスーパワイドレンズを搭載した究極のカメラ。あのチョートクさんに言わせるとペニシリンと並んで20世紀最高の発明品だそうな。

昨年、永年の念願かなってブログ仲間のしんがいさんから無理やり売りつけられ、しょ~がなく譲り受けた?(笑)。まっそれはウソで前々から目をつけていた。

1974年製のオールブラックのSWC。今となっては希少なSWC。レンズはT*のCレンズ、メートル表示で玉の状態も最高。これ以上文句のつけようがない逸品。

しんがいさん、あなたの目利きは確かだ・・・(笑)

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写真を始めて様々なカメラやレンズを使い、様々なフォーマットを使ってきた。カメラにモノとしての利便性や機能性以外に精神性や世界観を感じてしまうことがある。

生まれてきた時代と背景、使われてきたシチュエーション。そういうものは他のカメラにもあると思う。でもそのカメラでしか感じ得ない何かがある。

ライカしかり、ローライしかり、そしてハッセルしかり。その中でもこのカメラは別格。写真はレンズで決まるというツァイスの有名な格言がある。その格言を実際に具現化してしまったのがこのSWC。

ボディはレンズのためだけのただの箱。パチンという意外なほどの硬質でアッサリとしたシャッター音がかえってこのカメラの存在と硬派さを主張している。

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このカメラほどファインダーから見た映像と仕上がった映像との差があるのも珍しい。直線は限りなく真っ直ぐに。被写体は限りなく細部まで。再現する色はその一瞬を閉じ込めてしまうほどの濃密さ。

レンズ性能だけを究極まで突き詰めるとこういう稀有のカメラが出来るという例。だからこそ長い間、多くのカメラマンから羨望の的として君臨してきた。

昨年、現行モデルだった905SWCがとうとう生産終了になった。初代のSWAが生まれてから約半世紀!よくもまあこれほどの長い期間、こんな究極のカメラが作り続けられたものだ。

もう新たなページは作られず、伝説の世界にのみ生きることになった。今後、こういうカメラは二度と生まれてこないだろう。

どんなに技術が進歩し、デジタルカメラが全盛になった今でもこのカメラに代わるものは未だに存在しない・・・。

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Comments

itamuraさん、こんばんは。
SWCの魅力はBiogonのひずみのない描写につきると思います。
その昔ハッセルのカタログを初めて見たときに、ずんぐりむっくりのSWCの写真をみて、このカメラは格好悪いからいらないな・・・・なんて思ったりしましたね。
僕はSWCを手に入れて20年以上なりますが、最近になってやっとまともな写真が撮れるところまで来ましたが、まだまだです。
よろしかったら、僕のサイトのBiogon Clubにこのブログを3枚のイメージとともに転載していただけませんでしょうか?

Posted by: kuwahara | 2007.02.11 00:09

ん~格好いい!やっぱりSWCで黒鏡銅×黒ボディと再認識(笑)
なになに?しんがいさんが使ってたヤツですか?そのオーラもあわせて格好いいカメラですね、羨ましいっ(笑)

Posted by: shingai | 2007.02.11 11:11

>kuwaharaさん
私を写真に本格的にのめり込ませたのがGのBiogon21mmでした。それから本家のコイツをいつか・・・と思っていました。難しいですが撮り甲斐があって、デジタルメインの私ですがコイツだけは一生手放せません(笑)。Biogon Clubは以前から拝見していました。光栄です、ありがとうございます。

>shingaiさん
いいでしょ~。撮影中もナデナデしてます。絶対返さないからね~(笑)

Posted by: itamura | 2007.02.11 13:38

itamuraさん、こんばんは。
どうもありがとうございました。

Posted by: kuwahara | 2007.02.11 22:16

>kuwaharaさん
こんばんわ。
こちらこそありがとうございました。

Posted by: itamura | 2007.02.11 23:40

うう・・・目の毒・・・格好良すぎます.
都会にも自然の中にも合うデザインですよねぇ,このカメラ.機能美の固まり.

Posted by: SlackWorks(りーまん) | 2007.02.12 13:05

>りーまんさん
おっしゃるように今これほどの機能美を持つカメラって生まれにくいですよね。デジタル時代にもコイツだけは色褪せませんね。一生モンです。

Posted by: itamura | 2007.02.12 22:28

itamuraさん、こんばんは。
まさしく究極の・・ですよね。開高健ではないですが、何も引かない・何も足さないて感じです。もう15年程前に、バンジージャンプ!中古35万円で903を購入しましたが、500CMと違い故障知らず。500CMは、EOS-5Dと等価交換?でよそへ行きましたけど、こいつとローライ二眼だけは死ぬまで一緒の覚悟です。(私の遺言にはカメラと暗室設備の譲渡先しか書いてません。ま、他に相続財産も無いですけども。)でも、どちらも「難しい写真機」です。こいつ一台で写真展もやりましたが、いやもうしんどかったです。

Posted by: may | 2007.02.13 19:17

絶対こいつらは死守しましょう!!

Posted by: 穂夏 | 2007.02.13 21:43

>mayさん
こんばんわ。SWCは長年の憧れでした。昨年、運良くブログのお仲間から譲っていただき、いつも傍らに置いています。私はもともとワイド系中心で仕事をしているので21mmの画角は一番フィットしています。スクエアのスーパーワイドは新鮮で仕上がったスリーブを見てはいつもウキウキしています(笑)。

>穂夏さん
同感!稀有のカメラですね。いや稀有のレンズですね(笑)。

Posted by: itamura | 2007.02.14 01:37

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