■GR LENS 21mmF3.5

LEICA M8 with GR LENS 21mm F3.5

リコーが21mmという当時は一般的ではない超広角レンズをLマウントレンズとして世に送り出し、その後伝説のGR21としてコンパクトカメラにも搭載してさらに有名になったレンズ。

生産数がブラック700本、シルバー1000本という希少性も手伝い、今でも人気があってなかなか手に入らないらしい。新品に近いモノがかなりの高額で取引されている。

実を言うとこのレンズ、もうとっくに手放していたはずのレンズ。R-D1で使っていたとき、あまりにも周辺減光が酷く、特定の場面以外では使い物にならなかった。

デジタルレンジ使いの方々は周辺落ちがお好きなのだが、このレンズとR-D1は酷すぎた。いい味ですね～なんていうフレーズが飛び交っていたが私はこれは酷すぎると毛嫌いすらしていた。

それがM8で生き返った。それも銀塩GRレンズの程よい周辺落ちの味に近い味で。奇しくも1.33倍でちょうど21mmが28mmになり、まるでGR28mmのような味のレンズに。

LEICA M8 with GR LENS 21mm F3.5

M8では生産終了したライカのプラスチック製28mm外付けファインダーをつけている。それがあたかも21mmを使っているようなスタイルになり、これがなかな気分を高めてくれる。

コンパクトな本体と角型フードがこのファインダーとよく似合い、数ある21mmの中でもM8とのマッチングはベストだと思っている。

しかし、分らないものだ。何が幸いするか。デジタルレンジの世界はまったく・・・（苦笑）

実は昨日、M8グループのS姉御が「M8に21mmだったら何がいいと思う？」と問いかけてきて、今更姉御にアドバイスなんてと思いながら色々と21mm候補を思い浮かべて話をしていた。

で、やっぱりコイツだね～となったのだが当のご本人は一度手放しているので・・・。と消極的。結局、諸般の事情？で21mm購入計画は断念されたようだが。

なんか書きたくなって今日のエントリーになったとさ～。（笑）