2013.05.02

◇ 小江戸裏トリップ

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LEICA M9 / Elmarit 28mm f2.8 1st

ウィークデイでもいつも混んでいる小江戸川越。GWとなれば激混みです・・・たぶん。その時期は近づきたくないので行ったことがないので想像ですが・・・

江戸時代の風情を街並みに残した小江戸は今や観光地化しているとはいえやはり良い街です。地元にも関わらず普段はあまり近寄りませんがふらっと行きたくなる時もあります。

先日もGW前のウィークデイにちょっと散策してまいりました。ただ、そんなときは綺麗に保存されていたり、再現されているいわゆる人気の表通りは避けて中心地以外の路地裏あたりを好んで回っています。

川越はやはり面白い街です。裏には古い映画館や古いレストラン、古い民家のカフェなどがひっそりと営なまれていて、ちょっと得体のしれないモノが雑然と置かれた雑貨屋?などもあり、ウラの顔もなかなかのものです。

お供は初代エルマリート。田鹿氏のオーバーホールから戻ってきたばかりですが名人の手で仕上げられた極上の感触に痺れます。

約半世紀前のオールドレンズですがキチンとメンテすればいつまでも気持ちよく付き合えるのがライカレンズの魅力。川越あたりの散策にはこのレンズがとてもフィットします。28mmという画角は自分にとっては街撮りの標準レンズと言えます。


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2013.04.11

◇ やっぱりイヌ派

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Canon EOS-6D / Summilux-R 80mm f1.4

どちらかと言うとイヌ派の自分。と言いながらネコ2匹と暮らしていますが、ウチのネコちゃんたちはベタベタされるのが大嫌い。それがネコよ。と相方どの。

う~ん理屈では分かっていても昨年亡くなったアメショーはベタベタでも結構いけたんだけど・・・と言うとホントは嫌がってたと思うよ。と相方どの。

う~ん、まだ納得いかないがまあ仕方ない。

先日、最寄りのスーパーまで買い物に出かけた折、車を停めてふと隣の車のウインドウの中を観るとあ~らら参りました。思わずレンズを向けました。

途中こちらに気がついてジ~ッと見つめられましたがすぐにこの眼差し。脇目もふらずご主人様の帰りを待つ姿にヤラれちゃいました。

やっぱりイヌだな・・・


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2013.04.10

◇ 素敵に思えてしまう一瞬

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Canon EOS-6D / Summilux-R 35mm f1.4

普通に持ち歩いて普通に撮る時はこんな大ボケカットも結構量産中です。仕事ではワイドレンズを絞ってキッチリカッチリが常。これできっとバランス取ってる気がします。

まあ開放の大ボケは写真レンズの表現としては肝でもあるわけで、しかもそこにある光が普段はしょーもない被写体をスポットライトのように照らし出すととても素晴らしい光景に感じてしまうわけです。

そういう光景を見てしまうとシャッターを押さずには素通り出来ないのです。写真を撮って楽しむことなんてこれだけで十分な気もするのです・・・

以上、先日の日曜日、強風が吹き荒れ、空気も洗われ、澄んだ夕暮れに所用で出かけて駐車場に帰ってふと振り返り、ただの枯れた雑草が思わず素敵に思えた一瞬のことです。

と、なんだか投げやりな感じですが・・・クセがあって決して完璧ではないこのレンズを使う時は精神的にかなり自由になります。解放されて開放一点張り・・・なんちゃって。

やっぱり今晩はおかしいですね・・・


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2013.04.05

◇ 少年の頃

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LEICA M9 / Summilux 50mm f1.4 2nd

過日の大阪出張の帰りののぞみでのこと。自分と同じ新大阪から乗り込んだ小学校低学年らしき少年が祖父母に見送られ同じのぞみに乗りこみました。

おそらく春休みでお祖父ちゃんお祖母ちゃんの居る大阪に遊びに来て一人でのぞみに乗って帰るのだなあと容易に想像できました。

座席指定でちょっとトラブルがあってバタバタしたので気になり、ちょくちょく観察していると一心にゲーム機とにらめっこ。やっぱり現代っ子だな・・と。

それでもゲーム機で遊んでいる以外はちょっと落ち着かず不安そうな表情も垣間見られ、何となく彼の心情が自分が少年だった頃、見知らぬ街を訪れた時のあの不安と期待とが入り交じった感情が思い出されました。

のぞみが東京駅に到着する前、長い時間車窓からの景色を眺めていた大きなデイパック越しの小さな背中を見ながらそんなことをふと感じました。


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2013.04.01

◇ 寒中寂景

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LEICA M9 / Elmarit 28mm f2.8 1st

本当にいつまでも寒いですね。週末は温かい大阪出張へ行っており、昨日東京に帰ったらその寒さに滅多に風邪をひかない自分に風邪の兆候が少し出てしまいました。

フリーランスになって緊張しているせいかここ10年で一度しか風邪をひいていませんがさすがに最近の不安定な気候には参ります。でも早いもので今日から4月。新しい出会いがあちこちで生まれますね。私も改めて気を引き締めて行かねば。

ところで・・・

長くライカレンズを使ってかなりの種類のレンズを使って来ましたがいつも憧れの対象だけでなかなかご縁がなかったクビレが素敵な1stが手元へやって来ました。

シャープでトーンが豊富なレンズとして有名ですがその片鱗はM9のヴィンテージモノクロームで垣間見ることが出来ました。クセも十分にあって使い甲斐のあるレンズです。

この1st。程度も悪くなく姿形もなかなかのモノでしたがそこは半世紀前のレンズ。ヘリコイドやその他若干気になるところがあり、早々に銀座の田鹿氏へ調整をお願いしました。

どんな風に生まれ変わって帰ってくるのか、今から愉しみです。


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2013.01.03

◇ 毎年の年賀状・・・

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OLYMPUS OM-D / LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 ASPH.

毎年、年末の頭痛の種が年賀状です。もうだいぶ前から現在の年賀状のあり方に大いに疑問を感じていました。それでも気が弱い性格の自分としては思い切って止めることも出来ず、今年も遅ればせながら本日投函しました。

毎年、年末ギリギリまで仕事が詰まっているフリーランスの身としては20日や25日に投函など出来るわけが無く、クリスマスが過ぎる頃から何も準備が出来ていない自分に自己嫌悪の思いがふつふつと頭をもたげ、何か悪いことでもしている精神状態になります。

また、他人さまの年賀状の印刷等を依頼されることもあったりして自分の年賀状を差し置いて他人さまの年賀状のお手伝いをしていることも自己嫌悪に拍車をかけます。

さらに仕事柄、中途半端なモノも出せず、年末はこの精神状態のスパイラルに陥るパターンが常です。まったく因果な商売と性格です。

さらに年明けに他人さまの年賀状を受け取るとき、疑問と怒りは頂点に達します。オモテもウラも味気ない出来あいの印刷オンリーの年賀状です。そこへペラっとしたシールで印刷された宛名などもう破り捨てたくなります。

気持ちもこもっていないオモテもウラも印刷オンリーの年賀状を日本郵便の言いなりで期日までに出して元旦に着いても何に意味があるのでしょう?

少なくとも何かしらのデザインがされ、インクジェットなどで印刷された手作りの年賀状ならばまだ許せます。さらに手書きのコメントなどあれば現代では満点の年賀状なんでしょう。きっと。

自分はもちろん写真中心でデザインを考え、拙筆、拙文でも宛名書きは手書きで書いています。故に時間もかかりますし、手間もかかります。しかしこれでも最低ラインの年賀状だと考えています。

しかし、現状の年賀状事情なら一斉に止めても何も失礼に当たらないし、もうそろそろ何とかしません?というのが長年の本音なんですが、おかしいですかね?


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2012.12.30

◇ 年末に想う

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OLYMPUS OM-D / M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

もうブログの更新云々という言い訳も自分自身で嫌になります。だからそういう台詞は止めにします。(笑)

会社員時代は会社が定めた仕事納めと仕事始めの日があって嫌が上でも年越しの区切りとしてのリセット感がありました。ところがフリーランスになって年末年始のリセット感というのはあまり感じなくなりました。

今年の仕事納めは昨夜のカウントダウンジャパンという毎年恒例のイベントでのとあるプロモーション撮影。深夜1時過ぎに帰宅、データ保存をしたかしないうちに寝落ちしてしまいました。

朝起きれば今年も残りあと2日。年明けの納品作業は山ほどありましたがそれは全て止めにして約2ヶ月ぶりに母親の居る施設へ行きました。

来年92歳を超える母親は江戸っ子らしいいつものべらんめえ調が影を潜め、気持ち悪いくらいに静かでした。相方殿のご両親とiPadを使いFacetimeなどで言葉を交わしましたが、お互いホントに理解していたのかどうか怪しいものでしたが良き時代になったものです。

今年は例年以上に仕事が詰まっていたので年賀状もまだ。年明け納品も山ほどですが仕事があることはフリーランスとしてはありがたいこと。来年も感謝の気持ちを忘れずに望みたいと思っています。

そんな気持ちなので久しぶりにブログでもと・・・。また、最近TwitterやFacebookのあり方にしっくり来ないこともあって原点に立ち戻りこちらにウエイトを戻してみるかな?なんて考えたりもしています。

月一ペースどころか隔月感のあるブログですが・・・皆さん、どうぞ良いお年を。


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2012.10.24

◇ 近隣秋色

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Canon EOS-1Ds Mark3 / Summilux-R 35mm f1.4

何気に半年近くも・・・まあサボると月日が経つのは早いものですね。

気にはしつつ、FacebookやTwitterなどに日々関わっているとブログは放置してしまいますね。その上、仕事以外ではなかなか写欲が沸かないというのもありますが・・・

今日は仕事でのメイン機の座を5DMark3に譲ったこのカメラでご近所を散策しました。散策には似つかわしくない大柄なカメラですがさすがに元フラッグシップ。シャッターやファインダーのキレは素晴らしいの一言。

この手のカメラはいつもは新しいカメラの代わりに手元を離れていくことが常ですがこのカメラだけは手元に残しておきたい!という思いが強かったカメラです。

ほぼ100%仕事オンリーで4年3ヶ月の間、ノートラブルで活躍してくれた相棒をとても手放すことは出来ませんでした。これからは傍らに置いてノンビリとお付き合いしようと思ったわけです。

いざ持ちだすとスーパーヘビー級の相棒ですが心地よい撮影を楽しめました。このSummiluxも久しぶりですがコクのある独特の写りは得難いものです。やはりズミは好きです。

ご近所の何気ない秋の空気感をうまく写しとってくれました。


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2012.05.02

◇ 市井のスカイツリー

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GR DIGITAL Ⅳ / GW-2

以前のエントリーでも同じタイトルでしたが・・・やっぱり市井のスカイツリーが好きです。

近づくと人間の普通の感覚の画角を超えた高さと下町という立地条件がそう思わせるのか、張り巡らされた電線やそこに住む人々の生活感のなかに建つスカイツリーがとても魅力的です。

以前、藤原新也さんが「俗界富士」というタイトルで撮った富士山も美しいだけの富士山よりもより美しく印象的に見えた記憶があります。

人やモノは関係性においてその真の意味が浮き彫りになることが多いことを思うとただ美しいだけのスカイツリーは自分的にはあまり興味が湧きません。

東京タワーが昭和の良き時代と共に歩んできたことを考えるとそこに暮らす人々とそこへ訪れた人々とスカイツリーがこの先どんな齢を重ねるのか興味深いですね。

相方殿には怪訝な顔をされますがやはり早く登ってみたい!というのが本音です。展望台から大好きな東京タワーを望めてみたいというのもその大きな理由でもありますが・・・


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2012.05.01

◇ ご無沙汰しました。元気です。

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SONY NEX-7 / Thambar 9cm f2.2

知らぬ間に4ヶ月もご無沙汰でした。どうも日々FacebookやTwitterをやっているとブログというのはなかなか更新できませんね。

そうそう発信することもありませんし、まとまったコトがあれば更新できればなんて考えていたら4ヶ月経っていた。というのが本音です。

この間、お陰様で仕事は忙しくさせていただいております。機材も以前ほどではありませんが新しい仲間も増えています。ただ・・・

ここ数ヶ月で自分的には一番大きな出来事はこの新たな愛車に出会ったことでしょうか。今までの愛車エリシオンはもちろん健在です。

ここ数年、仕事専用車になってしまったエリシオン以外で自分自身が本当に楽しめるクルマが欲しいなあ~と思うようになり、アバルト500や同じく500Cなど候補に上がりましたがなかなか決めかねておりました。

ところが昨年のモーターショーで現車に出会い、コクピットに収まった瞬間、これだ!と目とカラダが一目惚れしてしまい、迷わずその場でディーラーへ電話。数日後契約となりました。

もともとホンダフリークでしたから必然と言えばそうですがまあ、決まるときはこんなもんかな?と。その後待つこと2ヶ月半。今年の2月に納車されました。

低くタイトなシートに身を沈め、太い小径ハンドルを操り、少々控えめですがホンダらしいサウンドを奏でながら小気味良く走らせると、若い頃のスポーツカーへの憧心が蘇ってきます。

このクルマ。とにかく運転することが楽しいクルマです。バリバリのスポーツカーのようにハイパワーで速すぎてドキドキではなく、自分で操れてワクワクするスポーティーカーです。

しかも適度に過激に走らせてもエコで地球に優しいクルマです。あと数年後の還暦?を超えても乗り続けていくつもりです。イエローパールのエコなCR-Z。還暦超えたオジサマにピッタリでしょ?(笑)


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