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2013.01.20

◇ OM-Dに惚れてしまった・・・

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OLYMPUS OM-D / Summilux 50mm f1.4

OM-Dは普段はRAW+JPGで撮っていますがいつも感心させられるのがJPG画質の素晴らしさ。特に解像感と忠実な記憶色はいつも唸らされます。

撮っていて実際の光景とモニタとPCとそれぞれ何かが違う、と感じるカメラは多々ありますがこのOM-Dは観たままの印象がモニタ上でもPC上でも裏切られたことがありません。

操作性もこんな小さなボディでここまで自分の思った通りに操作できるカメラもあまり記憶にありません。撮れた絵の素晴らしさと思い通りの操作性。久々に心から惚れるカメラに出会いました。人からはそんなに良いですか?という目で見られますが掛け値なしに良いカメラです。

最近ではマウントアダプターでMレンズも使い始めました。2倍換算になってしまいますが35mmや50mmあたりは予想していた以上に使いやすい印象です。

強烈なボディ内手ブレ補正と見えの良いEVF、マニュアルピントの拡大操作のしやすさ等、Mレンズでも何のストレスも感じません。

むしろコンパクトなボディとコンパクトなMレンズとの組み合わせは2倍換算を差し引いても魅力は褪せません。数多あるデジタルカメラのレビューサイトの評価でも昨年多くのトップを取ったことでも証明されました。

OM-D Proの噂もあるようですがこれがこのままプロ仕様になったら・・・と夢も膨らみます。


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2013.01.19

◇ 心地よい視覚

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Canon EOS-1Ds Mark3 / Summilux-R 35mm f1.4

今の時期、冬の澄んだ空気と光が見せる光景はご近所のブラブラ散歩でも心地良い光景を見せてくれます。

このレンズ、描写性能から見れば開放とは言え、周辺は盛大に落ち、四隅では画像は流れ、光の状況によっては画面全体がフレアに包まれます。すでにディスコンで古いレンズですがこの写りが大好きで手放せません。

現代の最新のレンズのように開放からシャープでボケも美しく・・・というわけではありませんがただ、なんとなく見える光景を自分が意識した視覚と記憶に程よくシンクロした絵を撮ってくれます。

なかなか伝わりにくいと思いますがあまりに写りすぎて見えていなかったものが見えてしまうよりは、ただぼんやりと見えていたものがその記憶のままに写るレンズとでも言いましょうか・・・

ちょうど球面のSummilux-Mにも通じる写りは今時の一眼レフ用としては貴重な?存在です。よく見ると中心部のピントの合った部分は線が細く、繊細かつ柔らかに結像しています。決して甘い写りではありません。

35mmの画角と明るさf1.4でのこのレンズ独特の柔らかな写りが作り出す世界はなかなか得難い世界です。


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2013.01.05

◇ 三毛猫に教えられる

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OLYMPUS OM-D / Summilux 35mm f1.4

猫は我儘で気分屋さんゆえにどちらかと言うと犬派の自分なのですが・・・今、うちには黒猫のムギくんと三毛猫のイネちゃんの兄妹が居ます。

相方どの曰く黒猫はちょっとおバカでおっちょこちょいで愛嬌があると言い、反して三毛猫はこちらから近寄ると逃げ回り、自分の気が向くとベタベタと寄ってくる。なんとも気まぐれで厄介です。

犬派の自分としては時には両方からベタベタしたいのですがイネちゃんにはいつも振られてしまい、寂しい気持ちになることが多々あります。

がしかし、人も猫も同じで適度な付き合い距離があるのかも?と思う時があります。それをイネちゃんに教えられている気もします。

ただひとつ嬉しいことはイネちゃんはレンズを向けても逃げること無くそれとなくポージングしてくれる時があります。逆にムギくんはレンズを向けると強烈な猫パンチが飛んできます。

毛色が変われば猫もそれぞれ面白いくらい性格が違います。格好をつけて本性を見せない人間様よりも素のままで生きている猫様に教えられることも多々あります。

ところでこのレンズ、換算で70mmになります。2倍になることでOM-Dを躊躇されている方々が多いようですがこのあたりの焦点距離ではなかなか具合の良い感じになります。

気分はOM-D版ヘクトール70mm?のつもりなんですが・・・


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2013.01.03

◇ 毎年の年賀状・・・

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OLYMPUS OM-D / LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 ASPH.

毎年、年末の頭痛の種が年賀状です。もうだいぶ前から現在の年賀状のあり方に大いに疑問を感じていました。それでも気が弱い性格の自分としては思い切って止めることも出来ず、今年も遅ればせながら本日投函しました。

毎年、年末ギリギリまで仕事が詰まっているフリーランスの身としては20日や25日に投函など出来るわけが無く、クリスマスが過ぎる頃から何も準備が出来ていない自分に自己嫌悪の思いがふつふつと頭をもたげ、何か悪いことでもしている精神状態になります。

また、他人さまの年賀状の印刷等を依頼されることもあったりして自分の年賀状を差し置いて他人さまの年賀状のお手伝いをしていることも自己嫌悪に拍車をかけます。

さらに仕事柄、中途半端なモノも出せず、年末はこの精神状態のスパイラルに陥るパターンが常です。まったく因果な商売と性格です。

さらに年明けに他人さまの年賀状を受け取るとき、疑問と怒りは頂点に達します。オモテもウラも味気ない出来あいの印刷オンリーの年賀状です。そこへペラっとしたシールで印刷された宛名などもう破り捨てたくなります。

気持ちもこもっていないオモテもウラも印刷オンリーの年賀状を日本郵便の言いなりで期日までに出して元旦に着いても何に意味があるのでしょう?

少なくとも何かしらのデザインがされ、インクジェットなどで印刷された手作りの年賀状ならばまだ許せます。さらに手書きのコメントなどあれば現代では満点の年賀状なんでしょう。きっと。

自分はもちろん写真中心でデザインを考え、拙筆、拙文でも宛名書きは手書きで書いています。故に時間もかかりますし、手間もかかります。しかしこれでも最低ラインの年賀状だと考えています。

しかし、現状の年賀状事情なら一斉に止めても何も失礼に当たらないし、もうそろそろ何とかしません?というのが長年の本音なんですが、おかしいですかね?


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2013.01.02

◇ あけましておめでとうございます。

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OLYMPUS OM-D / M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6

あけましておめでとうございます。

ほったらかし状態のブログですが本年もよろしくお願いいたします。さて・・・年明けで何ですが昨年はほとんど触れなかったので使用した機材のお話でも。

プライベートで言えばそれほど目新しいものは手にしませんでした。ほとんど仕事絡みで数は少なかったのですが本当に豊作というか良きカメラに出会った年でした。

3月、それまで4年間仕事でメインだった1DsM3に変わって5DM3が手元へ来ました。当初は地味ながらも正常進化したカメラという程度の印象でした。が、実際の現場で使用するうちにその評価はEOS DIGITAL史上最高のカメラに変わり、どんな現場でも素晴らしいパートナーになりました。

画質の秀逸さは当然ですが、何よりAFスピードとその正確さ、カメラとしての剛性感やレスポンスの素晴らしさは特筆モノで感動すら覚えました。これで仕事のレベルと幅がかなりアップしました。

ところがその5DM3を超えるカメラに出会うとは思いもしませんでした。オリンパスのOM-Dです。リリース当初、店頭で触った限りでは小さすぎてチャチくてまるでオモチャのようなフィーリングに全く興味をソソられませんでした。

ただ、かなり気に入って使っていたNEX-7の細かい部分に不満が出始め、代わりになるサブ機を模索しているうちにプロの間でも評判がうなぎのぼりのOM-Dを一度使ってみるか・・・これが始まりでした。

いざ、使用してみると予想外だったのが低感度から高感度までの画質の素晴らしさ。カメラとしての基本性能の出来の素晴らしさ。画質はAPS-Cを凌駕し、5DM3に迫る勢い。カメラとしてはこれほどコンパクトなボディに組み込まれた五軸手ぶれ補正が今まで数多使用したカメラの概念を超える凄さに驚かされました。

レンズもNEXシリーズとは比較にならないほど充実し、特にオリンパスの純正単焦点レンズ群は仕事使用でも全く遜色なく、パナソニックのXシリーズのズーム群もこれも素晴らしい描写。レンズラインアップの充実度はプロの使用にも十分耐えるシステムであることも大きな驚きでした。

2012年は一言で言えばカメラとして完成度の高いOM-Dにベタ惚れした一年でした。さて今年もどんなカメラとの出会いがあるのか楽しみです。


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