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2011.04.13

◇ 近隣散策

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FINEPIX X100

暖かな日差しに誘われて久しぶりに自転車で戸外へ。自宅近くに上江橋という荒川と入間川の二つの川を渡る大きな橋がある。

その橋は都内へ仕事に出かけるときには必ず通る。橋の途中の中州に以前から気になっていた自転車専用道路らしきものがある。今日は散策がてらその専用道路を確かめに出かけた。

季節柄、道の両端には菜の花が満開。どこまでもまっすぐ続く専用道路。こんなに素晴らしい道があったなんて驚いた。最高に気持が良かった。

ついでに小江戸まで足を伸ばし、喜多院から小江戸街を軽く走って自宅へ戻った。昨年6月に移り住んで早10ヶ月、川越という街の輪郭がおぼろげながら見えてきた。

慣れない道をペダルを漕ぎながらゆっくり走ると街角が徐々に自分の感覚の中にトレースされて我が街になってくる。こういうまだ見ぬ街の近隣散策はいくつになってもなかなか楽しい。

FINEPIX X100のFUJINON LENSの開放はオールドレンズのような柔らかな優しい描写をする。少し距離のある菜の花にピントを合わせるとその背景はそこはかとなくボケる。

ボケ過ぎず、カタ過ぎず、そのボケ方はとても品が良い。


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2011.04.12

◇ FINEPIX X100

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FINEPIX X100

久しぶりに機材の話でもしたい気持ちに・・・噂のX100を約10日間ほど使ってみて今のところなかなか掴みどころが難しいカメラかな?と感じている。

巷で評判の良いハイブリッドファインダーや高感度画質などはほぼ?評判通りでAPS-Cとして良質な絵を得るためのカメラとしては今あるカメラの中ではベストなカメラだと思う。

そのハイブリッドファインダーだが・・・使う前と使い始めはあまり良い評価はしていなかった。

情報量過多な上にブライトフレーム内蔵にも関わらずAF方式で、EVFにしてもかなり進化はしているもののOVFとのスムーズな切替方式によって逆にまだまだ進化途中を露呈してしまっている。

MFに関してはクラシックなスタイルにも関わらずほとんど実用にはならず、距離固定のスナップカメラとしては良いがそのくせ10cmマクロなどがあるから厳密なピント合わせの色気が出てきてしまう。

ところが実際に使用してみるとファインダー情報はかなり細かなカスタマイズによってシンプルな情報表示が可能で、ピント合わせも割り切ってAFオンリーとして使うべきカメラだということが見えてきた。

ただAFオンリーということになるとこれが意外に外してくれる。いわゆる中抜けという状態。さすがにOVFで外されると厳しい。マクロも一発で決まらないことが多々ある。やはりこの手のAFで厳密なピント合わせは難しい。

画質については高感度特性は確かに素晴らしいし、発色の良さもさすがフジでクリアな美しい絵が撮れる。だがどうにも感動?がない。X1のときおりハッとするような絵が今のところ得られていない。

恐ろしく高機能・多機能で良質な絵が撮れるカメラであることは間違いない。ただ長年カメラを使ってきた自分でも多機能過ぎて今はあっちもこっちも使って結局カメラに振り回されている感を拭えない。

被写体と向き合っているのか?多機能なカメラと向き合っているのか?正直そんな迷いを持ちつつの撮影になっている。もう少し使えば馴染んでくるものなのか?もっとシンプルに付き合うべきカメラなのか?付き合い方が難しい・・・


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FINEPIX X100

本来比べるべきではないのだが普段M9を使っている感覚とどうしても重なってしまい、生理的な感覚というか一連の操作の流れというか、そのあたりの差に体が馴染まないのだ。

レンジファインダー的な撮影スタイルが似ているだけにどうしてもこの比較感覚が抜けない。カメラとしての格とかではなく機能としてシンプルなM9の方がむしろ正確にスピーディに被写体を捉え、確実にシュートしている感がある。

この感覚はAF一眼レフ黎明期のMF一眼との差に似ている。X100というカメラはこのクラスでは現段階でかなり優秀なデジタルカメラだと思う。ただ、デジタルカメラとしてまだまだ進化を必要としている部分があることも痛感してしまう。

仮に今のトップクラスのDSLRのAF並みに速く正確なAFと、OVFと遜色ないEVFに進化し、あと少しキビキビとした操作感があればまったく違った評価になるだろう。ついでに言うとX1と比べるのは画質だけにしておいたほうが賢明な気がする。操作フィールがまるで違う。

そして当初から個人的に酷評していたボディデザイン・・・レトロ感を出し過ぎているデザインはやはり好きになれない。仕上げもいまひとつ。ただ素晴らしく良くできたオプションの外付けフードのデザインが全体の印象を救っている。このフードは素晴らしい。

今のところ一番気に入っているところはかつてのLEICA CLやCLE、CONTAXのG1に近い絶妙なサイズのパッケージング。軽さやサイズから来る心地よさがこれほど大切なことだったことを今更ながら再発見した。

皮肉なことだがレトロ過ぎて少々野暮なデザインがかえって存在感を薄れさせてくれている。このカメラなら今まで気恥ずかしくて出来なかった首から下げて歩くことも出来そうだ。

このエントリーを上げてしばらくしての追伸だが・・・

X100を嫌いなのではない、むしろ気に入っているのだ。レンジファインダーフリークとしてこのデザインならばあと少しなんとかならなかったのか?という思いが今でも強いゆえに辛口になってしまう。

デザインの良し悪しはあっても良く出来たカメラであることは確かだ。何よりこれほど意欲的なカメラは近年見たことが無い。そして短所がたくさんあり、戸惑いながらも使っていて楽しいのだ。こういうカメラはあまりない。


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2011.04.05

◇ 目の中の光

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FINEPIX X100

施設の母親へ面会に行くときは出来るだけiPadを持って行く。母が自宅で過ごしていた頃に可愛がっていた愛猫の近況ビデオを入れて・・・

iPadの中の愛猫の姿を見るとそれまでぼうっとしていたような視線だった母の目の中に光が動き出す。そうすると顔つきまで変わってくる。

今の施設は職員も環境もとても良くて本当に感謝している。ただ個人個人の状態に合わせて表情まで気にしてくれるほど余裕はない。

仕方ないと思うが人間は目と耳から入ってくる関心のある情報で顔色や目つきまで変わってくる。今の母にとって慰めや元気づける言葉よりも愛猫が動く映像と音が一番の特効薬だ。

言葉は大切だが言葉だけでは補いきれないこともある。大画面でライブ映像が伝えられるFacetimeが入ったiPad2が待ち遠しい。震災で発売延期になってしまったけれど出来るだけ早く母親に見せたい。

90歳になった母親にはあまり時間があるとは言えないから・・・

本人は嫌かもしれないけれど施設に行くと必ず母親の写真を撮る。撮れるときに撮っておきたい。それも目の中に生き生きとした光がある母親の姿を・・・


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