« October 2010 | Main | January 2011 »

2010.11.21

◇ 他愛のない夢

1121

RICOH GXR / A12 28mm F2.5

最高のポートレイトカメラ、HASSELBLAD SWC。昔からそしていつまでも憧れのカメラです。かつて私も使用していたことがありました。

フイルムカメラのワークフローが私のイメージクリエイションにそぐわなくなり、残念でしたが手放しました。ただ、その写りは今でも記憶に残り、憧れ続けているカメラです。

Biogon 38mmf4.5。35mmに換算すると21mm相当。思いが募ってデジタルカメラではGRDやGXでスタイルだけは試みました。絞ってパンフォーカス気味ならば描写はかなり近いものがあります。

今振り返るとお恥ずかしいですがこんな比べ方もしたことがあります・・・
http://j-lights.air-nifty.com/photographers_eye/2008/02/swc_d0ce.html

ただ、f4.5とは言え、ミドルフォーマットのそこはかとないボケ、そこにある空気感を全て写し込みながら、あくまで自然にシャープに被写体を浮かび上がらせる写り。

独特の開放付近の描写はどのカメラも真似出来ない世界があります。特にポートレイト。意外と知られていないのですがSWCは最高のポートレイトカメラでもあります。

その代わり、開放で目測でマニュアルのピント合わせを正しく行えるスキルが必要です。その代償として唯一無二の描写が手に入ります。

デジタルの世界でもいつかは目にできるのでは・・・その憧れを抱き続けています。その世界にかなり近づきつつあるのがこのレンズです。APS-Cのセンサーで35mm換算28mm。

スクエアフォーマットで見えの良いビューファインダーを使っての撮影スタイルとその写りは最高のポートレイトカメラSWCに近づきつつあることを感じます。

あくまで私の勝手な感じ方・・・まあ、他愛のない私的な夢ととって頂いた方がいいかもしれませんね。


| | Comments (2)

2010.11.04

◇ 大人が愉しむカメラ

1103_2_2

LEICA X1

昨日は抜けるような青空の中、大阪出張からの帰京ついでに京都の路地裏あたりをX1でスナップを・・と目論んでいましたがそうのんびりもしていられずすぐに自宅へトンボ帰りでした。

そのせいか自宅へ帰り着く頃、ちょうど美しい夕暮れ時が重なり居ても立ってもいられずX1片手に自宅近くの田園地帯?へ早足に向かいました。

日没寸前の光の状態はドラマチックでもあり、かつ気まぐれでもあります。X1というカメラを数か月使ってきて、光が十分に回っている状況ではJPG、ちょっと面倒な状況ではRAW。というプロセスが定着しつつあります。

X1自体はコンパクトでルックスが良くて絵にとても品があります。オートフォーカスやモニタの応答性はお世辞にも速いとは言えませんがなんと言っても絵が素敵です。

JPGの画質は若干強めのシャープネスだけを除けば彩度やコントラストなどライカらしいとても高品位な絵になります。少し渋めの彩度の中、目を見張るような解像感と立体感、そして美しいボケを持っています。

反面、RAWは私が専ら現像ソフトとして使っているCapture One ProのX1ジェネリックで開くと彩度の高いちょっとびっくりするような絵で展開されます。

ただし、RAWデータですからどのような絵にもコントロールできます。特にCapture Oneは色温度や露出関係、HDRやビネッティングなど非常に細かくコントロールできます。

たとえば今日のカットのような日没直前の逆光の中に浮かぶ被写体などはJPGでは非常に厳しい条件でしたがRAWで細かくコントロールしてあげると肉眼で見た印象+ほんのちょっぴりドラマチックな絵に仕上がります。

ビネッティングつまり周辺光量はもともとX1は豊富で文句の付けようがありませんが優等生過ぎる時があります。そういう時は思い切って落とすことも有りだと思います。

センサーサイズが大きくかつ専用レンズ設計のX1のRAWは様々なコントロールにも絵が破綻しない懐の深さを持っています。特筆すべきは諧調の豊かさ。デフォルトのB&Wの秀逸さは以前書きました。

たとえばバルナックを持つようにゆったりとした気持ちで撮影を愉しみ、その後じっくりとイメージ通りに仕上げていく。そういったお作法が似合う大人のカメラです。


| | Comments (4)

« October 2010 | Main | January 2011 »