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2010.10.28

◇ 不惑はいずこ?

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LEICA X1

最近、ちと悩むのが生業としている写真業のジャンル。カメラマンと呼ばれるヒトは世の中たくさんいますが、おそらくみんな同じ悩みを少なからず抱えているはずなのが専門外のお仕事。

私は元々空間系のデザイナーをしていてその延長線上で写真のお仕事に転向しました。なので感覚はまだ以前の世界の感覚に近いのです。その為、いわゆるブツ撮りとかスタジオ系の撮影の経験は皆無に近いのです。

それでも生業になっているのはお仕事写真は被写体の世界を熟知していれば成り立つからです。空間系のお仕事はデザイナー時代の経験・感覚が土台になっています。

ただ、世の中そう甘くはなく、またこの不況の折、込み込みで撮影というケースがあります。そういう場合に限って苦手なブツ撮りがセットされていたりします。

一応、最低限の知識と機材は持っているつもりですがいかんせん経験も少なく、自信を持って現場に臨むというわけにいきません。服の中に大汗をかきながらそれを気付かせずにサラリと終わらせるのもプロのお仕事?です。

そんな仕事の場合、一番悩むのが現場に臨むまでのシミュレーション。元々小心者?の上、往生際が悪く、最後まであれやこれやとシミューレーションをしては悩み続けます。

目の前のやらなければならない仕事も手に付かなくなるくらいシミュレーションを繰り返します。シミュレーション自体は仕事へ臨む姿勢として必要欠くべからざるものですが度が過ぎるのもどうかと・・・

そんなことを繰り返しながらなんとか現場を切り抜けています。いくつになっても良い経験をさせていただいています。そう考えることにしています。クライアントさまには心での中でスミマセンと呟きながら・・・


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