◇ 変わらぬアルバム
LEICA X1
母親は御歳89歳。麻痺した左半身以外はあちこち不自由さはありつつ比較的健康。たまに訳の分からない作り話をして世話をしている妹を困らせていますが・・・
先日、母親の居る施設へあるアルバムを携えて行ってきました。7月初めに北海道・美瑛で撮影を依頼し、後日アルバムにして送ってもらったもの。
今、デジタル全盛でiPadなどもアルバム代わりにあちこちで使われ始めています。私もそうです。撮ってもらった撮影データも元々は他の目的を考えていました。
紙のアルバムは自分たちだけの思い出として。というのが正直なところでした。しかし、送っていただいたアルバムがこんなに重宝するとは思いもしませんでした。
私たちの歳ぐらいになると親や親類はみな高齢の方々ばかり。iPadは素晴らしく、少し驚ろかせながらのコミュニケーションには良いのですが年配の方々にはやはり紙のアルバムの評判がとても宜しゅうございました。
なのでどこかに伺うときには必ずこのアルバムを携え、一ページづつ写真を開きながら「あら~」「ま~」という言葉を頂くときは作ってもらって良かったな~という感想に尽きます。
写真を見せるという選択肢は今や迷うほどたくさんあります。しかし、紙のプリントというのは元がフイルムからデジタルになっても変わることはないのでしょうね。
私自身はフイルムよりもデジタルの方が表現の自由度が格段に多いと感じていますが、写真の最終形としてはアナログなアルバムというカタチはこれからも残り続けてほしいものですね。
母親がまだ分かるうちに作っておいて良かった・・・
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Comments
私もどちらかというと、デジタル機器が大好きで
新しいものを試したい気持ちが強いのですが、
アナログの良さも理解できます。
撮りためた子ども達や家族の写真は、
普段はお気に入りの画像だけiPadに入れていますが、
半年に一度、MybookやPhotobackといった
本形式に製本しています。
そうすることで、ゆっくりと時間を振り返られる
気持ちになれます。
とはいえ、今年のお盆は、帰省した際には
iPadに入れた画像のおかげで、
普段はあまり会えない祖母に
子ども達の普段の様子を使えることができ
大活躍でした。
デジタルとアナログ、自分なりに上手に
使い分けて生きたいと思います。
Posted by: Dai@ | 2010.09.04 08:53
>Dai@さん
デジタルカメラを使えば使うほど結局プリントが自分の意図を
誰にでも正しく使えられるツールだと実感しました。
ただ、私もiPadやiPhoneは大好きです。
特に新たなコミュニケーションとクリエイションを生み出してくれることに
大いなる可能性と魅力を感じています。
デジタルならではの道具だと思います。良い時代に生まれました。
Posted by: Ita | 2010.09.04 19:15