◇ 見えない「何か」を・・・
LEICA X1
ウルライカのライカシェイプをモチーフにシャッター音はM3をサンプリング。こんな芸当はライカにしかできないこと。
実際操作するとバルナックに近い感覚があります。決して速いとは言えないAFがかえってらしさ?を醸し出しています。この感覚は昨今のコンデジしか知らないとなかなか理解?我慢?できないかもしれません。
ふたつのファインダーでピントと構図を決めてシャッターをゆっくり押す。そういう時代のリズムはこのX1というカメラにしか許されないことですが・・・皮肉ではありません。悪くないのです、そのリズムが。
ELMARIT 1:2.8/24mmとAPS-Cによる解像感、諧調には目を奪われるものがあります。フォビオンには及ばずともCMOSでもやればここまでできる時代になりました。
高価ですがそれに見合った「何か」があります。デザインと質感と重量感。それらが上手くバランスされていて手にすると心地良さを感じられるカメラです。良いデザインはこころに効きます。
半世紀以上も前に生まれたライカスピリッツが脈々と流れていることを感じ取れます。目には見えない「何か」を・・・まあ、いつものライカフリークの戯言ですが。
Comments
1/4秒以下で切ると、先幕に続いて後幕が走る音がするのには驚き。
Posted by: marierit | 2010.08.19 21:35
>marieritさん
ガバナー音とまでは言わないですが・・ムフフ~ですよね。
Posted by: Ita | 2010.08.19 23:58