◇ 呟くべきか・・・三度
Canon EOS-5D Mark2 / Summilux-R 80mm f1.4
三度?のTwitterネタ。
空間系のデザイナーの頃、真剣にライティングを学んだ。写真のライティングではない。空間のライティング。それが今、自分の中で生かされている。写真のライティングも基本は同じ。
空間のライティングの基本は太陽光。照度と色温度、シンプルに考えればすべてはここに集約される。人が感じる明るさと色合い。ここでいう色合いは太陽の角度。太陽の角度すなわち色温度。色温度すなわち人の営みを司る光。
人は太陽ととともに生きている。朝の光。昼の光。夕方の光。夜の光。それぞれ色温度が異なる。人の営みと色温度は深い関わりがある。色温度と明るさは人の営み、こころもちに深い関わりがある。空間のライティングとはそれを理解すること。
私にとってのアベイラブル・ライトとは写真家のそれとは少し違う。私の理解はそこにある人の営みのための光。太陽光が作るそこにあるがままの光。それを感じることが私の写真のライティング。
既成概念の中で何かをしようとしても大きな変化は得られない。伝統や正論の世界ではなく異質な立場・経験がまったく違う視点を作る。写真家という範疇ではなくクリエイターの視点でしか見えないものがある。変化がなければいずれ消えてなくなる。
自分が、いま居る世界は自分が考えるよりも狭く、浅いもの。そこに気がつかないのが常人。しかし、広い視野と高い志だけは忘れずにいたいもの。
高い志を持った写真家。飯塚達央の写真展「白い夜」今日からです。
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