◇ ルーシー・リー展
OLYMPUS E-P2 / G 20mm F1.7 ASPH.
昨日は再び飯塚達央氏の水道橋の写真展へ。その後、六本木の新美術館のルーシー・リー展へ。飯塚氏には申し訳ないが・・・六本木が衝撃的過ぎました。
私、今まで陶芸というものにまったく関心が湧きませんでした。ただ、つい最近あることがきっかけで器=陶芸という世界を少し認知し始め、それがきっかけでルーシー・リー展に関心が芽生え、今日衝撃の出会いとなりました。
昨日のブログでこころが動かされなければ・・・と書きました。そんなレベルのものではありませんでした。もう感動の連続。人が魂を込めて長い期間ものづくりをすることの美しさ。偉大さ。
こと細かなことを伝えられるほど陶芸が分かっているわけではありませんし、ここでどれだけ説明しても実際のモノを見てもらわなければ決して伝わりません。
がしかし、整理はついていないので恥ずかしながらですがこころを動かされたことを・・・
・半世紀前のドイツの陶芸家にも関わらず、どう見ても「和の美」が底辺に流れていること。
・現代のデザインとしても立派に通じるデザインを半世紀前に現実のものとしていたこと。
・陶芸家から芸術家へと昇華したと思われるほど息をのむ美しさの晩年の作品群。
・すべての作品が手仕事としての温もり、センスの良さ、努力の結晶が感じ取れる。
・会場内の唯一残る映像から伝わる陶芸家としてのご本人の努力の姿と素晴らしいお人柄。
デザインを志す者。デザインが好きな者。他のジャンルの人でも・・ものづくりを目指す者。すべての人必見のルーシー・リー展。彼女の存在で陶芸というものに今まで以上に関心が湧いてきました。
そしてなんと言ってもルーシーが活躍していた時代、時を同じくして奇しくも同じドイツであのライカも黄金期をM3とともに迎えていた時代。
あの時代のドイツは後世の芸術分野にどれほどの貢献をしていたかをも伺い知れるルーシー・リー展でした。
飯塚氏についてですが・・・今回は付け足しのようになってしまうのでまた別の機会に。
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Comments
こんにちは。
50歳を過ぎたら50ミリレンズで遊ぼうという事で、
以下のようなブログを始めました。
不定期ですが、手持ちの50ミリレンズの紹介をして行きます。
http://standard50.exblog.jp/
Posted by: kuwahara | 2010.05.24 11:10
>kuwaharaさん
こんにちは。
良いですね~50にして50!(笑)
寄らせていただきます。
Posted by: Ita | 2010.05.25 13:04