« ◇ 酷評と絶賛 | Main | ◇ ライカでモノを見るということ »

2010.01.27

◇ 心地よい予感

0127_2

LEICA M9 / Summilux 35mm f1.4

昨日、北井一夫さんの写真展「Walking with Leica 2」へ。

冬の午後の光が柔らかく射し込むエントランスを入り、すぐに目に飛び込んでくる「ゆず」と「りんご」。大きなテーブルに置かれたオリジナルプリントと展示作品とを交互に拝見しながら穏やかな空気感が漂う。

作家が作家自身のそれまでの作品を越えながら、次のステップへと移行するとき、なにがしかの賛否が起こることは世の常。

北井一夫という写真家がそれまでの作品を踏まえながら、自身の中で何かの変化が起こり、ご自分の中でそれを楽しみながら作品を紡ぎ出しておられる。

過去の作品を踏まえて今回の作品をただ見れば賛否両論が起こるのもうなづける。作家がリアルタイムで変化を起こし、次のステップへと進化する。それがとても楽しみな進化である予感。

幸か不幸か今までの作品をリアルタイムで触れてこなかった私。それが今、作家の作風の変遷を逆にたどる・・・というか現在の作品へ至る道程を見渡せる感覚?

今回の展示作品はアーティスティックでピュアで美しい作品群。「Walking with Leica 2」の作品の中でもこれらをあえてセレクトして展示された北井さんの意図は?

そんなことを感じ、考えながらボヤ~と作品を見つめていると心地よい空気感が生れてくる。これからどんな素敵な北井作品に出会えるのかという予感めいたものでこころが穏やかになる。

一緒に行った連れが「一個、二個、三個、どれがいいかな?」と唐突に質問することに微笑みながら考える瞬間も楽しく感じるひととき・・・

ということで酷評されていたらしい?写真展でしたがちょいとヘソ曲がりで北井作品初心者。でも美しいものは理屈ぬきにリスペクトしてしまう?私にはとても印象的で素敵な写真展でした。


|

« ◇ 酷評と絶賛 | Main | ◇ ライカでモノを見るということ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« ◇ 酷評と絶賛 | Main | ◇ ライカでモノを見るということ »