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2010.01.12

◇ ライカで50mm

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LEICA M9 / Summilux 50mm f1.4

仕事では普段、主に一眼レフを使い、ワイドレンズがメインの撮影をしています。それも特殊なワイドレンズばかり、12mmから28mmまで、他にシフトレンズやフィッシュアイまで・・・

クライアントのイメージにより近い絵がワイドレンズでしか撮れないケースが多いということ、タイトな撮影環境で空間全体を押さえられる、などが理由です。

しかし、このワイドレンズの絵はある意味ウソの絵でもあります。肉眼を超越し、誇張されたイメージの世界でもあります。しかし、空間コンセプトを表現する意味では絶対に外せないレンズです。

ただ、そういう世界にドップリ浸かっていると、無性に標準レンズでモノを見たくなります。それもライカで。若い頃、私はライカによって本当の絞りとピントの意味を知りました。

なぜなのか?という説明は省きますが(いずれ詳しく・・・)一眼レフは写実の世界を、レンジファインダーは想像の世界を切り取るものと感じています。


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LEICA M9 / Summilux 50mm f1.4

レンジファインダーは絞りとピント以外にレンズの個性や露出などシャッターを押す以前に思いをめぐらせ、想像しなければならないことがたくさんあります。撮影者に独特のプロセスとイマジネーションを要求します。

対して一眼レフはファインダー内で変化する事象を切り取ることに専念すれば目的は達せられます。ブライトフレームを通して絞りとピントと相談しながら撮影するレンジファインダーは独特の感覚です。ただ、これは優劣の問題ということではありません。

しかもライカの50mmブライトフレームの良い意味での適当さ、ユルさ、写らないエリアの按配さは絶妙です。デジタルのM9と標準50mmの組み合わせは温故知新とも言えますがある種の大人感覚の心地よさがあります。

それにしてもやはり写真の基本は50mmだなあとつくづく感じます。最近はM9では標準レンズオンリーになってしまいました。


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Comments

おかげさまで
レンジファインダーで撮ると駄目な理由が分かりました。
確かに、想像力が不足しています、私は。
でも、レンジファインダーの心地よさは捨てられません。

50mm好き、焦点距離年齢説に合致しましたね。
私は最近35mmを多用しています。
いや、ちょっと若返ってみたいもんで…(笑)

Posted by: 同世代 | 2010.01.12 at 17:27

>同世代さん
撮影前に絵をイメージすることが楽しいのがレンジですね。
それが心地よかったりします。
これは個々の経験や志向で向き不向きもありますね。良い悪いではなく・・・

ちなみに私は
仕事では20~24?
プライベートは50?ですかね(笑)

Posted by: Ita | 2010.01.13 at 12:23

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