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2009.11.08

◇ TS-E 17mm F4L

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Canon EOS-5D Mark2 / TS-E 17mm F4L

かれこれもう20年以上キヤノンのレンズを使ってきてその写りに久しぶりに?感動を覚えたのがこのレンズ。17mmという他社では真似できない画角のシフトレンズ。

今までワイドでは24mmはあったが20mm前後の画角のシフトレンズの登場は長年待たれていた。デジタルを視野に入れた最新の写りはそれはもう素晴らしい!を超えて凄まじいの一言。

通常、中間絞り以上でしか使わないが中心部はもちろんのこと四隅の写りや歪曲補正などまったく文句がない。PCで初めて上がりの絵を見たとき、思わず声を上げたくらい。

特に歪曲補正のレベルは17mmとは思えない!歪曲は限りなくゼロに近くホロゴン並み!おそらくシノゴで撮ったと言っても区別がつかない。

建築系写真家や拘りのある建築家の方々は未だにシノゴを絶対視するお方もたくさんいらっしゃる。ある部分での優位性は認めるが・・・この組み合わせの前では考えを改めた方が良い。

少なくともワタシのフィールドではキヤノンのフルサイズ機とこのレンズの組み合わせでシノゴで逆立ちしても撮れない絵が撮れる。この組み合わせはまさしくデジタル時代の恩恵。


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Canon EOS-5D Mark2 / TS-E 17mm F4L

この写真はワタシの仕事サイトのトップページをしばらく飾っていたカット。ミネハハさんという歌手の方のライブステージ。国技館でのある団体のライブステージで、当然、光量も少なく、本番では演出照明の色も明るさもコロコロと変わる現場。

撮影場所は2階升席の高さ。ただし、通常の17mmでは若干見下ろす画角になるので手前の手すりが入ってしまう。このレンズでフォールさせなければこの絵は撮れない。

しかも、1階席の対角一杯にデザインされたステージ全体を入れながら、コロコロ変わる光にスピーディについていくにはシノゴはおろかフイルムカメラでは無理。今現在、他社のどんなデジタルカメラでも撮れない。キヤノンの独壇場。

ちなみにこういうライブステージの現場では1Ds系ではなく、5DMark2の出番。高感度特性とライブビュー時のシャッター音の静かさで現場の空気を壊さない。5DM2はホントに重宝している。

ただ、余談だがこういう場面でシフトレンズを使っているのはワタシ以外見たことがない。ワタシが特殊と言えば特殊だが長玉を付けた周りのカメラマンの視線が気になるときが多々ある。

このレンズを建築専門と見る方は多い。当然のことだが、そうではないこういったライブシーンでもキヤノンフルサイズとTS-E17mmは絶大な威力を発揮する。デジタルフォトの新たな可能性を広げた素晴らしいレンズだ。


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Comments

100%趣味なのに、5DmkIIとTS-E 24mmを使っていました
一時期流行ったミニチュア風写真を撮るためだけという不純な動機でした・・

24mmも優秀な広角レンズであるとは思っていましたが
17mmは超広角域の一眼レフ用レンズでも超優秀なレンズだと想像しますが

5DmkIIと組み合わせると、シノゴも超えられるとは
5DmkIIとレンズ全部うっぱらってM9買った自分にはもう
遠い存在な気がしていますが・・

Posted by: anonymous | 2009.11.09 at 22:00

>anonymousさん
キヤノンの最新のワイドレンズ群はどれも超がつくくらい優秀です。14mmⅡ、TSE24mmⅡとこのTSE17mm。
この3本でほとんどの仕事をこなしています。
シフトレンズはどこぞの写真家の影響でお遊び的な使い方が流行りましたが、それも楽しいとは思いますが・・・
本来はこれらは用途が決まっているプロ用レンズです。そういう意味では優秀で当たり前ですが・・・特に17mmは本当に優秀です。
ただ、使い方を誤るとしっぺ返しをくらいます。絵が大暴れするときがあります。そういう点でもまさしくプロ用レンズです。

Posted by: Ita | 2009.11.10 at 01:46

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