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2009.11.28

◇ Summilux mania 2

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Canon EOS-5D Mark2 / Summilux-R 35mm f1.4

実はRライカ。何度もR8やら、R9やら、特にアンスラサイトにはノックアウト寸前までいったことがあります。なぜ、行かなかったかは今でも分りませんが、やはりデジタル一辺倒の根は怠け者。まあヘタレなだけなんでしょうね。

で、Rズミ35について。

Rのズミルクス35mm。ファンも多く、特にRフリークと呼ばれる方々にとっては必須かつ、お気に入りは?と聞かれれば必ず筆頭に上がるほどのレンズ。そこはR使いでなくともぜひ使いたいものです。

ところがこのズミ35、EOSフルサイズには付くことは付きますが現実には使い物になりません。正確に言えばほぼ1m以下でしか使えません。無限に近づくとレンズ後部がミラーと干渉どころかもろに当たってエラーが起きてしまう。これはよく知られているお話ですね。

それでも諦めきれず、年代の違う玉が出るたびに何本か試しましたがすべてダメでした。ちなみに1系では1mが1.5mくらいに伸びる程度で基本は同じ。1系のほうが若干ですがミラーボックスに余裕があります。これは1、2、3すべて同じです。

で、試すたびにため息交じりにレンズ後部を削らなければダメという結論になります。そんなわけでやはりRのフイルムでしかダメかあ。とあきらめていたがのですが・・・ご存知、今年半ば、ライカからRシステム終焉の告知。

これでは今でもなかなか良い玉に出会えないズミ35がますます手に入れにくくなりそう。ここは出会ったら決断しようと思い、銀座や新宿などへ行く度に気に留めていました。


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Canon EOS-5D Mark2 / Summilux-R 35mm f1.4

そんなある日、銀座の酸っぱいお店でその前日に入ったばかりの委託品で極上と言えるROMタイプのものに運良く出会ってしまいました。ここは平日昼間に行けるフリーの特権。

しかも分っているお方の委託品らしくとてもリーズナブル。お店のスタッフもこの玉はすぐに売れてしまいますから・・・と。ハイもちろん、即決!で、その足で改造をお願いしてあったとあるマイスター?の元へ。

ところがこの35、やはり一筋縄ではいきません。そのマイスターが調べたところ、程度は極上でしたが無限遠のピントが若干狂っているとのこと。改造はできるがしっかり調整してからのほうがいいよ。と。

で、しばし、考え、その翌日いつもの上野経由でライカジャパンへオーバーホールの依頼。やはりこの玉は手間も金もかかるヤツ!上野で改造前提のオーバーホールだ。と言ったらさすがのスタッフたちも呆れていましたが・・・

約一ヵ月後、オーバーホールが終わったピカピカのズミ35を携えてその足でマイスターの元へ。さらに10日後、待ちに待った、EOS完全対応!のRズミルクス35mmが手元へ。

EOSでなんのストレスもないズミ35を使うことの興奮!ってちとオーバーですがこれで長年の念願が叶いました。もともとRレンズはデザインもヘリコイドの回転方向もEOSと違和感はありません。

Rフリークからなんと言われようとデジタルEOSでもRレンズの味は十分楽しめます。本家のシステムが終わってしまった以上、EOSで永く大切に使っていってあげたいものです。でも実は今でもRフルサイズを密かに期待はしているのですが・・・


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名人芸!!?
後玉のガラス面ギリまで削らなければ使い物にならない。
このお姿。真のRファンやOHしたライカジャパンあたりからは顰蹙もんですよねえ。たぶん・・・


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2009.11.26

◇ Summilux mania 1

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Canon EOS-5D Mark2 / Summilux-R 35mm f1.4

ライカRシステムが終焉してしまい、残念に思っているのは私だけではなく、しかしそういうRマニアは絶対数的にはかなりのマイナー派ですね。

ゆえに、あまり売れずに終焉したとも言えるわけで。でもライカブランドのわりに意外にRレンズの中古価格はリーズナブルなのも不思議。写りはまさしくライカなんですが・・・

レンズに関して人気の玉を除けばバカ安と言えます。昨今、全体的に程度の良いものが少なくなりつつあるし、人気のレンズも良い玉がどんどん少なくなっています。

ワタシがRに傾倒し始めたのは昨年で、まったくもって初心者です。Mに関しては一通りのレンズは通り過ぎてきましたがRに関してはデビューが遅かったです。

しかも、ボディはEOS。Rボディはまったくの未経験。真のRファンから言えばお笑いでしょうが、現在、そのRレンズをデジタルで、しかもフルサイズで愉しめるのはEOSだけ。

ここが昔からのRファンから言えば口惜しいことでしょうね。でも何を隠そうワタシもRのフルサイズDSLR、R10?を待ち望んでいたのですから、それが・・・S2という限られたプロしか使えないシロモノに化けちゃうんだから・・・

で、どちらかと言うと一眼のレンズはもともとツァイス派でこれも一通り沼にドップリ。ライカはMの方がお好みだったのでRにはなかなか食指が動きませんでした。

前置きが長くなってしまいましたが、実は手持ちのワタシのRレンズは3本のみ!それでRファン?と言われそうですがれっきとしたRファンのつもり。

しかもM同様、熱烈なズミルクスファン、いや自称ユルめのマニア。最初のRズミはE60タイプの50mm。その後、80mm。で、紆余曲折があって35mm。この3本のみ!

ただ、少ないR遍歴でもPCスーパーアンギュロンなどという普通の人はめったに使わない玉を仕事で試したりはしましたが・・・これも本当はライカでなく、シュナイダー製なんですよね。やっぱり、Rファンには見えないかな・・・

実はズミルクス、80mmを除き、フルサイズEOSで使うためにちょいと手がかかります。というか素のままでは使えないので色々と工夫をしなければならなりません。

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E60のズミ50mmについては旧ブログで事細かに書いていますので今回はズミ35mmのことを・・・いやあ色々と苦労がありました。

つづく。

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2009.11.23

◇ DSLR Movie

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先日のInterBEE2009。仕事で行っていたのだがかなりショックを受けたことがあった。話題になっているエプソンの液晶もそのうちのひとつだったが・・・それよりも衝撃を受けたのが銀一ブースでのこと。

まるで大リーグ養成ギブス?(古い?!)かのようなモノを装着し、軽やかなフットワークを駆使してデモ撮影をしているシーンを目の当たりにした。

その先端にはEOSの7Dが!しばし、釘付けになってその動きを見ていた。そのブツはスティディカムといって以前から名前だけはなんとなく聞いていたような・・・

DSLR専用の動きながらのムービー撮影用のスタビライザーつき身体装着用アームとでもいうか?これが凄かった!ワールドカップなどでフィールドでのTV放送用のソレらしきモノは見たことがあったが、DSLR用は初めて。

銀一のスタッフに聞くと輸入したてのモノで銀一としてはInterBEEにかろうじて間に合ったシロモノらしい。さらにブース後方の液晶モニタには驚きのプロモーション映像が!

イギリス?アメリカ?でのとあるウェディング風景。モデルはあきらかにシロウト、撮影のためのウェディングではなく、一般人のウェディングをこのスティディカムと7D、5Dを駆使し、4名のチームで撮影したとのこと。

そのウルトラスムースな動きに眼を奪われてしまった。単なるウェディングの記録映像ではなく、これはもう立派な映像作品。1本の映画と言っても過言ではない出来。

深度の浅い絵に組み合わせてパンフォーカスのワイドをこのスティディカムで撮影していて、教会内の柱越しに横移動しながらの絵や、新郎新婦を追ってローアングルで階段を駆け上がっていく絵、同じく二人を追って狭い通路をスピーディに通過しながらパーティ会場へと繋がる一連の絵。

これはウェディング撮影に革命が起きそうな予感。日本でのDSLRでのムービー撮影はまだまだほんの一部のプロダクションや映像系作家しか使用していないらしいが、普通のウェディング記録映像のプロたちは真っ青かも。

5Dや7DはアメリカなどではRED ONEのサブカメラとしても使用されているらしく、したがってそのためのアクセサリもどんどん開発されているらしい。銀一によるとこのスティディカム、セットで30万前後の価格予定だそうだ。

私も5DM2とGH-1で少しづつムービーは導入しつつあるが、あんな衝撃的な映像を見せ付けられてかなり凹んでしまった。と、同時にフツフツと闘志が!

5DM2発売当時、DSLRでのムービー撮影に懐疑的な方たちが多かったが、海外では積極的に取り入れて素晴らしい映像を残し始めている。姿勢だけでもあやかりたいもの・・・


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追記・・・これはスティディカムの先端部というかアーム部分のみのマーリン。グリップを握ってアーム型のウェイトでバランスがとれていて非常にスムース。価格は10万前後。これなら5DM2でもGH-1でも今すぐ使えそう・・・


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2009.11.22

◇ EVFの進化

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Panasonic DMC-GH1 / G VARIO HD 14-140mm F4.0-5.8 ASPH.

先日、お仕事絡みでGH-1を急遽、購入した。以前、G-1は使ったことがあったが今年の春に発売されたムービー対応のGH-1は気にはなっていたが食指が動かなかった。

ただ、そのムービー対応の高倍率ズーム14-140mmが非常によく出来たレンズだということは店頭で感じていた。そしてEVFの見えの良さ。G-1に比べ画質が向上したGH-1の見えの良さは好印象だった。

ところで、EVFと言えば思い出が・・・2001年、ミノルタのディマージュ7という高倍率ズームレンズ一体型の500万画素デジカメが発売された。

当時としてはとんでもなくセンセーショナルなデジカメだった。DSLRではキヤノンはまだD30(ニコンではない!)、ニコンはD1xの頃と言えばお分かりかと。

ディマージュ7は7i、7Hi、そしてA1と進化し、ブランドが変わり、コニカミノルタのA2でシリーズは終わった。ミノルタが本気で作った当時としては珍しい高倍率ズーム28-200mmGTレンズに惚れ込み、7から、7i、7Hi、A1と使った。


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Panasonic DMC-GH1 / G VARIO HD 14-140mm F4.0-5.8 ASPH.

中でもA1は類稀なコンセプトと優秀なレンズ、当時、最高傑作と言われた2/3型500万画素CCD搭載でDSLR以外では初と言っていい作品が残せるデジカメだった。

カメラを熟知したミノルタらしく、随所にプロをも唸らせる機能満載のカメラで今では珍しくない手ぶれ補正やフレックスのAFターゲット機能などカメラ本体の出来は今でも通じるのではないかな?と思わせるほどのカメラだった。

そしてEVF。当時としてはまだ発展途上のEVFを評論家たちは光学ファインダーと比較し、EVFはダメ!的な烙印を押し、一部のマニアにしか理解されなかった。が、その可能性を十分に感じさせていた。

このとき、ブログすらなかったものの日記的なもので個人的にはEVFの将来に非常に期待している!と書いた記憶がある。EVFのメリットとはそれはすなわち光学ファインダーのデメリット。

露出がリアルタイムかつ正確にシミュレートできない。拡大表示が効かない、イコール、非常に厳密に言えばピントが正確ではない。ピント位置も自由度がない。ボケも正しく表示されない等・・・


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デメリット、特にディマージュシリーズのEFVは低い画素数とフリーアングルではないこと。しかし低いながらもディマージュシリーズのEVFには驚かされることばかりだった。このシリーズのさらなる進化を強く切望していたことを記憶している。

それから5年・・・そのときの願いをGH-1がほぼ適えてくれた。今でもEVFには懐疑的な方が多いが先日のInterBEEでもエプソンから驚異的な液晶が発表されるなどEVFが光学ファインダーを駆逐する日もそう遠くないのではないか。

個人的には強烈なEVF支持派なので超高精細なEVFを早く見たいものだ。EVFの進化はデジタルカメラの理想形を実現する必須のアイテムということに異論はないだろう。

もともとDSLRの資産を持たず、ライカとの提携から学び、かつムービーのノウハウを持つパナソニックはその一番手にいるのかもしれない。今後、恐るべしはパナソニックかもしれない。

マイクロフォーサーズのレンズラインアップもいつのまにか充実してきているし、どれも非常に評判が良い。なにより、老眼の身には見えの良いEVFは長年親しんできた光学ファインダーをも捨てさせる魅力を秘めている。


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2009.11.16

◇ JIN-仁-

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Panasonic DMC-GH1 / G VARIO HD 14-140mm F4.0-5.8 ASPH.

今、「Jin-仁-」というドラマにハマっている。

いつものようにベタに言えばお話と音楽の出来に参っている。琴線に触れる秀逸な音楽導入と現代と江戸時代との同じ場所と思われる写真のオーバーラップ。オープニングから見事に私のこころを揺さぶってしまった。

確固たる理由は分らない。が、いつもこういったドラマに惹かれてしまう。時代劇でもそのテーマと演出が時空を超え、音楽が優れた作品に弱い。今思えば昨年の篤姫もそんな感じだった。

優れたカット割りとカメラワーク、効果的な音楽・照明演出、こころに響く言葉を生む秀逸な脚本、適切な配役と役者陣の力。もちろん原作(まだ読んでいないが・・)も良いらしいが実際に映像化をするということとは別物。

仕事柄、そういう細かな部分にも気持ちが入ってしまうが、久々に素晴らしいドラマ。昨年の篤姫に匹敵する出来。こういう良い作品に出会うとこころが踊る。

最近は仕事でもムービー制作に関わりつつあるのでカメワークと音楽・ストーリーは特に気になる。こうなると評判の原作アニメも読みたくなる。

だが先日、このドラマにハマっていてすでに原作本を読んでいる後輩デザイナーと、今、原作を読むべきか、後で読むべきかで少々盛り上がった。南方先生は野風と咲とどちらを選ぶと思います?的な問いかけもあって少々迷っている。

音楽はオープングを高見優/長岡成貢、エンディングをMISIAが担当している。高見優/長岡成貢は今回初めて知ったが調べれば色々なドラマに関わっていたらしい。

エンディングにMISIAを持ってきたのは意外だが、これが次回へと続く布石としてラストに効果的に使われている。何事も始まりと締めは大事。

サントラとMISIAのCDも発売が近いらしい。昨年の篤姫の成功も音楽担当の吉俣良の力無くして有り得なかった。こころを揺さぶる音楽はやはり大事ということ。

視聴率も右肩上がりで、先週はドラマでは今年初めて20%超えを果したらしく、原作はまだ連載中らしいのでこのドラマ、世間的にもかなりブレイクしそうな気配だ。


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2009.11.15

◇ 晩秋

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RICOH GR DIGITAL Ⅲ

名も知れぬ花に見とれ、立ち止まる私でありたい。

移りゆく空の色を、見逃さぬ私でありたい。

先日の天皇陛下御在位20年記念式典でEXILEが歌った奉祝歌「太陽の花」にこのフレーズがあった。EXILEが適任だったかどうかは別として、その後に続く歌詞には素直に感動したので・・・

昨日の夕焼け、自宅で仕事をしながら窓の外の雲の色がにわかに変わり始め、思わずベランダに・・・

晩秋の夕暮れ時は空気が澄んで空の色の染まり方も鮮やか、冬が来る前のこの空気感は毎年のことだが切なくて、でもこころが洗われる思いがして好きな季節。

そう言えばこの間も移りゆく雲に惹かれ、しばし仕事を忘れ、思わずカメラを向けた。太陽と雲が創る光景はいつ見ても素直な気持ちになれる。まだまだ、いけるかな自分?

写真をやっていて太陽をありがたく思わなければいけないなと常々感じるが・・・相変わらず忙しい日々、この忙しさもありがたいと思わなければ罰が当たるな。


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2009.11.08

◇ TS-E 17mm F4L

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Canon EOS-5D Mark2 / TS-E 17mm F4L

かれこれもう20年以上キヤノンのレンズを使ってきてその写りに久しぶりに?感動を覚えたのがこのレンズ。17mmという他社では真似できない画角のシフトレンズ。

今までワイドでは24mmはあったが20mm前後の画角のシフトレンズの登場は長年待たれていた。デジタルを視野に入れた最新の写りはそれはもう素晴らしい!を超えて凄まじいの一言。

通常、中間絞り以上でしか使わないが中心部はもちろんのこと四隅の写りや歪曲補正などまったく文句がない。PCで初めて上がりの絵を見たとき、思わず声を上げたくらい。

特に歪曲補正のレベルは17mmとは思えない!歪曲は限りなくゼロに近くホロゴン並み!おそらくシノゴで撮ったと言っても区別がつかない。

建築系写真家や拘りのある建築家の方々は未だにシノゴを絶対視するお方もたくさんいらっしゃる。ある部分での優位性は認めるが・・・この組み合わせの前では考えを改めた方が良い。

少なくともワタシのフィールドではキヤノンのフルサイズ機とこのレンズの組み合わせでシノゴで逆立ちしても撮れない絵が撮れる。この組み合わせはまさしくデジタル時代の恩恵。


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Canon EOS-5D Mark2 / TS-E 17mm F4L

この写真はワタシの仕事サイトのトップページをしばらく飾っていたカット。ミネハハさんという歌手の方のライブステージ。国技館でのある団体のライブステージで、当然、光量も少なく、本番では演出照明の色も明るさもコロコロと変わる現場。

撮影場所は2階升席の高さ。ただし、通常の17mmでは若干見下ろす画角になるので手前の手すりが入ってしまう。このレンズでフォールさせなければこの絵は撮れない。

しかも、1階席の対角一杯にデザインされたステージ全体を入れながら、コロコロ変わる光にスピーディについていくにはシノゴはおろかフイルムカメラでは無理。今現在、他社のどんなデジタルカメラでも撮れない。キヤノンの独壇場。

ちなみにこういうライブステージの現場では1Ds系ではなく、5DMark2の出番。高感度特性とライブビュー時のシャッター音の静かさで現場の空気を壊さない。5DM2はホントに重宝している。

ただ、余談だがこういう場面でシフトレンズを使っているのはワタシ以外見たことがない。ワタシが特殊と言えば特殊だが長玉を付けた周りのカメラマンの視線が気になるときが多々ある。

このレンズを建築専門と見る方は多い。当然のことだが、そうではないこういったライブシーンでもキヤノンフルサイズとTS-E17mmは絶大な威力を発揮する。デジタルフォトの新たな可能性を広げた素晴らしいレンズだ。


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2009.11.05

◇ ビッグサイトの空の下

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RICOH GR DIGITAL Ⅲ / GW-2

忙しかった・・・ここ2週間くらいは特に。

今年一番の忙しさ。世間では不況と言われ、ご同業のお方も仕事がない!とおっしゃる方々が多い中、ありがたいことだが・・・

撮影から納品までその間のすべてのプロセスは一人だけでこなしているのですぐにオーバーフローしてしまう。毎年、この時期は同じ。

クライアントからも、いい加減アシスタント雇えば?と言われるが、あまり気が進まない。色々、理由はあるが詰まるところ、一人がいいということ。

こればかりはいかんともし難い。一人はキツイときもあるがなにより自由。自由のウラには重い責任があるのだがそのスタイルが自分には一番合っている。

この先もよほどのことがない限り、一人だなあ・・・まあ、後継者ということなら別だけど・・・

今日のビッグサイトは素晴らしい空に出会えた。正確には雲。夕方の澄んだ空気の中、夕陽に照らされた雲はそれは雄大でダイナミックで素晴らしい光景だった。

撮影の待機中に思わず、見とれてしまった。そう言えば、こんな風景をゆるりと見たのはいつ以来だろう?撮りたくなってくるね。やっぱり雄大な光景を・・・

ビッグサイトも長く通っているがこんな光景が見られるポイントがあったんだねえ・・・ちょっと驚いた。

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