◇ M9、新たな悩みと・・・
LEICA M9 / Thambar 90mm f2.2
M9。大のお気に入りのSAが使い物にならないことが分り、やはりこのボディにフルサイズを納めたことの厳しさを実感した。残念。
35mm以上のレンズではほとんど問題はなさそうだが、後玉が大きく、CCD面に近いほどその傾向は顕著のよう。当り前といえばそうだが・・・これに引っかかるレンズが他にもありそう。
実は今、21mmはSAしかない。21mmという画角はいくら15mmや12mmがそれほど珍しくなくなった今でも、なぜか惹かれる画角である。そうビオゴン世代。
厄介なのが色々な21mmのレンズ構成図をにらみながら、どの21mmがM9と相性がいいのか?そんなことも考えている。フォーマットが変わる、いや戻ると新たな悩みが・・・
それはともかくとして・・・
キヤノンが5Dをリリースして、デジタル一眼でやっと普通にフルサイズが使えるようになり、結果、キヤノンのフイルム一眼が世を去るきっかけになった。ニコンも同じ。
それがライカにも言えるときが近づきつつあることを実感させられる。M9を使って最初にそんなことが頭をよぎった。これはライカ自らの財産、フイルムライカの終焉を早めるのではないか?
本音では寂しい気持ちもあるが・・・まったくもって自然なM9である。普通のM9である。
特に35mm、50mm、90mmというライカ伝統の画角が自然に当り前に使える。このことがどれほど大きなことか?ベテランの方々ほどお分かりになるかと。
M9を手にされた方々も概ね同じような印象をお持ちなっている。M9が新たな流れを創るM型になるやもしれない。少なくとも私はフイルムライカには戻れそうもない。
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