
Zeiss Ikon with Carl Zeiss Biogon T*25mmF2.8ZM
E100VS & EPSON F-3200
先日、Zeiss Ikon+Biogon25mmとMP+Planar50mmの組み合わせでちょっとだけ出かけました。片や、露出計を内蔵しているけれどシャッターダイヤルをグリグリのMP。片やAE搭載のIkon。同時に使うのはどうかなあ?と心配しながらの撮影でした。
IkonのAEはやっぱり便利で特に外付けファインダー使用の場合は基本的にはAEに任せてバシャバシャ。ただ、その後にMPでシャッターダイヤルグリグリにはちょっと違和感が・・・。
そこでIkonをMPモードに変更してみました。これが意外といい感じ。Ikonのシャッターダイヤルはロックなしのタイプですが、そのために使用位置によってクリック感が微妙に異なる作りになっています。細かいところですがよく出来ています。
AE+露出補正エリアとマニュアルエリアとがこのクリック感で分けられています。しかもAE時の測光値が点滅し、今選んでいるシャッタースピードとの露出差が一目で分り、ダイヤルフィールもMPよりも軽くてクリクリという感じ。
さらにシャッターボタンとの位置関係と大きさが絶妙でM6TTLやM7とも似ていて、しかもダイヤル方向がMPと同じという、やっぱりこの次期にリリースしてきただけあってほんとよ~く練られています。
まあ、微妙な補正は絞り値との兼ね合いなどで慣れないと無理かもしれませんが、よく言われていたCLEなどのウィークポイントが見事に解決されています。それだけでもMPなどとの同時使用は悪くないです。
ついでにこのBiogon25mmの凄まじいシャープネス!そして見事なまでの歪曲補正。ウェブ上では伝わらないと思いますが、ポジを見てのけぞりました。あまりの凄さに!
今時、非球面を使わず、伝統的な対称系でここまでの描写を実現したツァイス・コシナ連合に脱帽です。非球面オンパレードでバカ高い現行のライカレンズと比べてどちらが良心的か?考えさせられますね。