
EPSON R-D1 with ELMAR-M 50mmf2.8
銀座のライカギャラリーへは何度か足を運んでいますがなんとなく気取りすぎの感があるかな~。
先日もM8が置かれていることを知り、ちょうど近くを通る都合があったので10分ほどですが寄って来ました。
そこで少々不愉快な気分に・・・。
最初のアクションがいけませんでした。ブラックボディの感触を確かめながらモニター周りをなんとなく眺めながら少し両手を上げてシャッターを押してしまい、そこでギャラリーのスタッフがすかさず・・・。
「ライブビューじゃありませんよ。ソレ」ときた。
「なぬ~わかってるわい!」と心の中で叫びつつ、「ああ、わかってます」と答えるのが精一杯。こりゃあ、完全にシロウトに見られてる!・・・。
そこから、彼のタカビーが始まりました(笑)

EPSON R-D1 with ELMAR-M 50mmf2.8
タカビーその1
付いているレンズのフードはたぶん12526。遠めに見たらどう見ても現行のズミクロン35、「ズミクロン?」と少々控えめにささやいたら、すかさず「ズミクロンじゃありませんよ。ソレ」ときた。
オマエサンねえ、「それは今回新たに発売になるエルマリートの28mmなんですよ」くらいのこと言えないのかい?!
おニューのエルマリート28mmASPH,はほんとコンパクト。まるでGR28mmみたい。それに角型フードが付いているんだから、間違えても仕方ないのに・・・。
タカビーその2
おそらく、ライカファンが一番気になっているのがシャッター音。シャッター音自体は低音でよく押えられていて耳障りな高音域の音はしない。
しかし・・・。やはりというかその後のシャッターチャージは自動チャージ、電気的なチャージ音が続きます。ボーッというかジャーというか(←表現が難しい)
ボディの材質のせいか今まであまり聞いたことのないような音。で結局シャッター時の音は「クシュン、ボーッ」かな?(笑)たぶん撮られている側は気付かないほど低音でまあ、悪くない。
「シャッター後の音はちょっとなあ」と言ったら、すかさず「シャッターチャージなんですから、それは仕方ないです」ときた。
もしも手動巻き上げならよくぞデジタルでこのシャッター音にした!と絶賛してやったのに!。R-D1のように手動だったらと想像するとなんとも・・・。

EPSON R-D1 with ELMAR-M 50mmf2.8
タカビーその3
「やっぱり、ボディは厚くなっちゃったんだあ」と言ったら、「デジタルなんですから、フランジバックというものの関係でそれは仕方ないです」ときた。
どうして「色々な制約はあったのですがここまでなんとかM型のフォルムに近づけました」みたいな謙虚なこと言えないのかねえ!
そんなことは、重々承知のすけなんだから、それをなんとかするのが大ライカでしょうが!ってこれは無理かな?
とまあ、そんなことも頭をよぎりましたが、正直よくぞここまでM型のフォルムにしてきたと感じましたねえ。デジタルカメラには違いはないのですが、たしかにM型ライカです。
それから、特筆すべきはモニターを中心としたデジタル部のスマートさ。大型液晶の見えやメニューの配置、拡大方法、見慣れていると言えばそうですがかなり洗練されてます。
あっと、それからレンジファインダーでは肝心のファインダー。これも覗いた限りではたしかにライカ。ただ、ブライトフレームの正確さは短時間ではよく分りませんでした。

EPSON R-D1 with ELMAR-M 50mmf2.8
M8自体は悪くないし、おそらく売れるような予感がします。1.33倍とは言えM型ライカで純正のライカレンズが心置きなく使えることはきっとワクワクするほど楽しいことだと思います。
後は一番大事な画質・・・。実機は展示してありますがまだ見ることはできないのでなんとも・・・。コレ次第で評価はさらに良くなるか?それとも・・・。
R-D1という先駆けがあったのでこのくらいに仕上げてきても当然ですがやはりなんとも悩ましい存在のカメラには違いないですね。
ただし、ライカギャラリーのスタッフの対応は場所柄なのか、なにか勘違いしてるように感じましたねえ。そのスタッフだけの未熟さだといいのですが・・・。
せっかく銀座にあって世界で唯一のライカ直営店なんだから、もう少し売るという姿勢をスマートに見せてもいいと思うのですがねえ。
まあ私自身も感情的になると記事が長くなるクセはいけませんねえ(笑)。
そう言えばこのエルマー、沈胴するのかどうか確かめるのを忘れてた・・・。