2006.11.21

M8狂騒曲

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

昨日、またまた日帰りで名古屋出張。東名をぶっ飛ばして今朝、帰京。

今回はまとめて2件の撮影。1件は新しく出来たシャチハタの本社ギャラリー。もう1件は名古屋の目抜き通りに出来たロボットミュージアム。

日帰りで名古屋、しかも2件続けての撮影はなかなかしんどいものがありますねえ。歳を実感しました(笑)。

それはそうとM8ですが・・・。

当初は明日22日にデリバリーが始まるとのことでしたが、急遽ライカジャパンは出荷を停止。ライカフォーラムなどで話題になっているいくつかの問題点が原因。

本国ライカ社のこの問題点への対応がまだはっきりしていないので出荷停止だそうな。M8を予約した他の方たちのブログでは年内は無理という空気が漂っています。

ただ、私のルートでの感触はちょっと違って、ライカ社の正式対応が発表になっていないためとりあえずライカジャパンは出荷を停止したようです。

その発表が今週末か来週にはあるらしく、それ次第ではすでに国内へ入荷したごく少数のM8のデリバリーが意外と早くあるかもしれないとのこと。

もちろん、この少数のM8は問題を抱えています。

ただ、現実問題としてこの少数入荷したものをすべて本国へ返して対策を施して再びデリバリーということをしていたら、いつになるか分らないのは明白です。

メーカーとしてはそれは避けたいのは理解できます。そこで正式対応がハッキリした後、とりあえず、初回入荷分は出荷。ということのようです。

私個人はそれでもいいと思っています。ライカフォーラムでの問題点は日常的にレタッチなどを仕事としている私にとってそれほどの問題点とは感じません。

もしも致命的な問題ならば実際にこの目で判断し、後はライカジャパンとやり取りすればいいのではないかと考えています。

そんなことを考えながら空をみていたら、綿飴のような雲がふんわりと・・・。ゆったりとした気持ちで行けばいいんじゃない・・・とささやいているような(笑)

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2006.11.16

第三のキーアイテム

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

世の中、いつ頃から11月ですでにクリスマス風情になっちゃったのか?不思議ですねえ。せめて12月に入ってからなら気分も盛り上がるんですがねえ・・・。

平和なんでしょうね。きっと。イルミネーションそのものは大好きなので仕事帰りにキラキラ輝いている場所があると素通りはできないんですよ。

以前、この場所は撮影はご遠慮?という変な場所と書いたところですが、さすがにこの季節の夜はそうはいかないみたいで、三脚を立てて撮っている人もいました(笑)。

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

ここもたしか一昨年あたり?から恒例になってここから東京ドーム広場までイルミネーションを堪能できます。

イルミネーションも昔はいわゆる電球を多く使っていましたが今はほとんどLED。そのおかげで明るさと色の数、動きが凄いことになってます。

有名なブルーのLEDの発見がこの世界の技術の進歩に大いなる貢献をしていますねえ。

技術と言えば・・・。

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

つくづく思うのはやっぱり5Dの威力!ほとんどISO800か1600での撮影ですが画質を気にすることなくシャッターが押せるのは昔の人間から言わせると「いい時代になったなあ。ホント」と。

あのtanakaさんも近いことを書いていましたがデジタル時代は「絞り」と「シャッタースピード」に加え、新たに第三のキーアイテムとして「ISO感度」が重要になっていると実感しますね。

この三つの組み合せと積極的なセレクト(今までは補助的だったように思います・・・)がこれからの新しい表現に繋がりそうですね。

この5Dもいずれモデルチェンジするんでしょうが、そのときどんなモノになるのでしょう?末恐ろしいような、愉しみなような・・・。

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2006.11.14

デジタルでこそ・・・

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

中古店などでだいぶ見かけるようになりましたねえ。このレンズも。一時の信じられない高値も少し落ち着いてきたようで・・・。

5Dの登場でデジタルでの真価が再評価されたレンズと言えますね。開けるとまるで白昼夢を見ているような絵になり、絞るとキリキリでコントラストバリバリで濃ゆ~い絵になる。

二度おいしいと言えばそれまでですが、このレンズを使うと絞りの使い方が問われ、そこからはあなたのセンス次第ですよ!と迫られているようなレンズです。

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

21mmというのは今ではそれほどスーパーワイドとは言えませんがそれでもこの画角は何か哲学的というか、言葉では表現しきれない何かを感じるのですよ。昔から・・・。

撮影ってマインドの部分が結構なウエイトを占めますから、そんな何かを胸に秘めながら撮るというのがやっぱり楽しいですね。

見せる写真に小難しい理屈を付ける人もいますが、そんなラフな感じもありですよね、個人で愉しむ写真は・・・。

京セラコンタックスブランドは終焉しましたが、ツァイスレンズはデジタルで生き延びました。特に最新設計と言っていいのこのレンズはデジタルでこそ・・・を実感しますね。

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2006.11.11

Excellent Wide!

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

このDistagon21mmは京セラコンタックスブランドが終了する前、最後期にリリースされた単焦点スーパーワイド。

有名なのはワイドにも関わらずアポ設計なこと。通常はテレ系のレンズで主に色収差を補正するために使われるものをワイドに持ってきた。

レトロワイド特有の変な歪曲収差は残るが(私はそう感じる、それでも補正レベルは高次元だけど)にしてそれ以外の各種収差を補正する方向へ振ってきた。

そのおかげか結像性能がとんでもないレンズに。公開されているMTFも驚異的な数値!なんとf2.8の開放から中心部の数値がほぼ最高数値になる。f4~5.6で中心部と周辺部の数値が最高になる。

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

アベレージもf5.6が最高数値でこの数値は同じワイドのDistagon18などの数値を遥かに越え、Planar50、85あたりの標準系レンズたちをも凌駕するという驚きのレンズ。

ほとんどあのアポゾーといい勝負!描写はMTFだけで語られるものではないのは分ってはいるがPC上の画像を見ると確かにうなずける・・・。

このレンズ、昼間の撮影ももちろんその性能はいかんなく発揮されるが夜の撮影でさら重宝する。5Dの高感度と秀逸なf4あたりでバンバン撮れてしまう。

戻って確かめると口あんぐり状態。ほとんどf4パンフォーカスでまったくケチのつけようが無いほどの描写性能。甘いのは手ぶれしたのものだけ。

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

その上、開放最短0.22!でも描写はエクセレント。ボケも美しく、ピントの合ったところはシャープなんてもんじゃない。個人的にはf4あたりが一番バランスがいいと思うが・・・。

最初に手に入れたときは同じコンタックスのG-Biogon21と比べてしまいクセのある歪曲収差がイヤで手放してしまったレンズ。

今になって改めて恐れ入りましたの脱帽状態・・・。昨日のASUKAも高感度でf4で気ままにバンバン撮ったもの。よほどの暗闇でないかぎり三脚なんていらないや!と思うほど。

さすがにこのクラスではゴースト類は防げない場合もあるが、レトロ系でもツァイスが本気になってコストをかけて作ればいいワイドが出来るもんだの良い例。

ただ、ラッパのような姿形はほとんどテレレンズだけど・・・。

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2006.11.10

ASUKA Ⅱ

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Planar T*85mmf1.2 60years

パシフィコ横浜の仕事が早めに終わったので、久しぶりに赤レンガ倉庫から大桟橋へナイトポタ。

金曜日の夜なのに人はまばら。コスモパークから赤レンガ倉庫へブラブラしていると大桟橋あたりになにやら派手なイルミネーションが。近づくと「ASUKAⅡ」。

初代「飛鳥」から引き継いだ郵船クルーズのフラッグシップクルーザー。「クリスタルハーモニー」というワールドクラスのクルーザーが船名を変えてこの3月に「ASUKAⅡ」に。

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

一時、クルーザーに興味を持っていた頃もあったので(もちろんワールドクルーズなどは行ったこともありませんが)国内最大の豪華客船でデザインも美しかった「飛鳥」の売却は寂しい限りだった。

初めて目のあたりにした「ASUKAⅡ」はやっぱり素敵。「飛鳥」に比べ排水量や全長も約1.7倍ほどの姿はその迫力に圧倒されてしまう。

大桟橋でもただただ見入っている人の多いこと。分るなあ~その気持ち。大型客船というのは理屈ぬきに夢があって色々と思いを馳せてしまうからな~・・・。

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Planar T*85mmf1.2 60years

この「ASAKAⅡ」は初めて横浜港の大桟橋を母港にする日本船籍の大型客船。これからもここ横浜でちょくちょく見ることができそう。

夜の大桟橋は初めてだったけど11月にしては暖かい陽気のせいで心地よい時間を過ごせた。

あ~。それにしてもお気に入りのカメラと数本のレンズを持ってこんなクルーザーで世界を回れたら、さぞかしいいでしょうねえ・・・。お~し、頑張るかあ~ 笑

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2006.09.06

キヤノンさまさま?

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CANON EOS-5D with EF70-300mmF4.5-5.6 DO IS

アメショー。と言えば聞こえはいいですが、うちの子は高い値札が付いたショップなんかからじゃなく、ブリーダーをしていた友人から、譲っていただいた子。

ウチへ来たときから不思議に思っていたのがこの手を?足を?組むクセ。ちょいと気取ってます。聞くところによるとこの子の家系、つまり両親、兄弟全部このクセを持ってるらしい。

ウチへ来てから6年経つのでもしかしたら、知らないところで同じクセをしているアメショーがいたらそれはウチの子と血のつながりがあるのかも。(笑)

いっつもレンズのファーストショット相手にしてるのですが全然こっちを向いてくれません。もういい加減にしろ!てな感じで顔はプイッとあっちのほうへ。

それはそうと仕事中心のレンズはf2.8ズームからf4ズームあるいはそれよりも暗いレンズへと移行しつつあります。キヤノンのDIGICⅡとISのお陰でコンパクトさと軽さという選択肢が増えたためです。

このレンズも実は出番が減ったEF24-70mmf2.8Lを放出しての仲間入りです。講師に近づけないセミナーや明るめのステージなどの手持ち撮影で活躍しそうです。

ちょっと前までの仕事ではf2.8ズーム以外は?という感じでしたが今やf4で17-40、24-105、そしてウルトラコンパクトなこのレンズでも通用する時代になりつつあります。

なんせISO1600までは常用域ですから。

美しいボケや切れるようなシャープさが必要なときは単焦点というセレクトもありますし、奇跡的にスポーツ系の仕事がこない限りこれで十分です。

5Dや1DsMk2の驚異的なフルサイズ高感度ノイズレスはレンズセレクトの概念を変えました。キヤノンさまさまです。仕事では・・・。

「やっぱ、ニコンいいわあ~」というキムタクのセリフも昔はニコンファンだったので分らないでもないですが・・・。(笑)

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2006.08.25

大口径が面白い!

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Planar T*85mmf1.2 60years

先日、CMOSクリーニングのため、キヤノンの新宿サービスセンターへ行きました。クリーニングも終えてレンズのショーケースを見るとあのEF85mmf1.2L Ⅱが。

前のタイプからどのくらい進歩したのか?Planarとの違いは?といったことが頭をよぎり、きれいになったばかりの5Dで試し撮りをしてみました。

やっぱりでかくて重い!Planarと比べるとなんか無意味に大きいような・・・。USMのAFユニットだとか色々と入っているのは理解できるけどやっぱりこのレンズお世辞にも格好いいとは言えない・・・。

それにしても驚いたのがピントリングの感触。スカスカというかツルツルというか指1本でクルクル回ってしまうピントリングなんて。

これが正常なの?と尋ねたら、おね~さんでは分らず、ちょっと偉そうな人が出てきて調整はできますがそれが標準ですと。ふ~ん、てな感じ。

噂によるとあえてこういうメカニズムにしているらしいのですが・・・。

こんなピント爆薄のレンズ、ちょっと無理があるんじゃないかな?AFも速くなったと聞いていたけど驚くほどじゃないし、やっぱりこのクラスのAFは快速というわけにはいかないのですかね?

肝心の写りも比べたかったけどデータの持ち帰りは不可だそうで、サービスにあるボディとならばいいらしいのだけど私の5Dじゃダメなわけ?

スネても仕方ないので写したデータはおね~さんの目の前できれいさっぱり消してきました。(笑)

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Planar T*85mmf1.2 60years

f1.2クラスのレンズは正直、AFなんて使えないし、最後の数ミリはマニュアルじゃなければ到底無理なわけでキヤノンファンとしては非常に残念・・・。

レンズ自体は円形絞りになったようだし、写りは多分素晴らしいのでしょうね。きっと。でもねえ他のレンズならまだしも、このクラスのレンズの使い道を考えたらねえ・・・。

ツァイスのマニュアルフィーリングのほうが好きだなあ。別にツァイスだけを持ち上げるわけではないけど、あのまったりとしたピントリングを一度使ったら、やっぱりこっちでしょう・・・。

ところで同じ大口径レンズでキヤノンから新しい50mmF1.2Lが発表になりましたねえ。噂はありましたがF1.2で復活ということですね。デザインも少しスリムになってまったく新しいモデルになったようで。

できればピントリングの感触が向上していればすご~く気になるモデルなんですが・・・。なんせ同じF1.2のPlanar 55mmはもう手が届かない価格の上、モノがない状態になってますからねえ。

いずれにしてもフルサイズでの大口径はやっぱり最高に刺激的で面白いですねえ。

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2006.08.23

唯一のウィークポイント

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

先日、アルフィー恒例のサマーコンサートのステージ撮影で横浜の赤レンガパークへ行ってきました。

ステージデザインの撮影は通しのリハーサルを待って撮影するのがいつものパターンなので待ち時間が長く、待機中はパーク内を5Dと、このレンズ1本でブラブラしていました。

ここは夜になるとライトアップされて明治の古の雰囲気がより印象的になってなかなかロマンティックで素敵なところになり、あちこちカップルだらけ。

たまたま居合わせたアマチュアの撮影グループもデジ一眼で三脚を使ってライトアップされた赤レンガ倉庫を熱心に撮影していました。

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

不真面目な?私はもちろん手持ち!5Dのいいところはこんな状況でもISO800ないし1600で手持ち撮影が可能なところ。ワイドレンズとあいまって軽快に気持ちよく時間つぶし?ができました。

2枚目はこのレンズ唯一のウィークポイント、近距離でのディストーションの独特のクセが出ています。お分かりになります?強烈に補正をかけすぎて左隅の支柱が陣笠状の複雑なカーブになっています。

これ以外はまったく欠点が見当たりません。いいレンズです。デジタルとの相性も抜群です。

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2006.08.19

shiodome sky

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

夏休みのイベントで賑やかしい日テレ広場から空を見上げると、無機質なビル群と乾いた真夏の空気が冬とは違ったイメージを作り出しています。

あまりの暑さに長い時間は歩き回れませんでしたが、ここへ来るといつも空を見上げてばかりいます、一生懸命に。(笑)

同じものでもそれぞれの季節の光で違った空気感になります。12mmや14mmあたりだとちょっとシュールになりすぎますが、21mmあたりだとちょうどいい具合。

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

かつては4×5あたりを構えたカメラマンをよく見かけましたが、一時期よりは注目度は落ちたようで私のようにカメラを上に向けて見上げて写真を撮っている人はほとんどいません。

まあ、私も仕事ついでなので偉そうなことは言えませんが・・・。ただ、電通ビルだけは独特のカミソリのようなフォルムに携帯カメラを向けている人は多いですが・・・。

5Dがちょっとしたトラブルから戻ってきて久しぶりに使いましたがリアル21mmで楽しめるこのカメラはやはりいいですね。ちょっとトロいところもありますが静かなシャッター音がユルイ気持ちさせてくれます。

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2006.06.26

Apo Distagon

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

2年ぶりのDistagon21mm・・・。

やっぱりこのレンズは都市のマチエールをリアルに、ドラマティックに、シャープに写し撮ります。

このレンズの真の実力はデジタルによって初めて白日の下にさらされたような気がする脅威のレンズ構成。21mm単焦点ウルトラワイドでレトロフォーカス15枚のレンズ構成なんてなんというレンズ・・・。

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CANON EOS-5D with Carl Zeiss Distagon T*21mmf2.8

すでにデジタルを視野に入れていたとしか思えないほどの素晴らしい収差補正、特にデジタルでは天敵の色収差がほとんど出ません。(今日はモノクロですが・・・笑)

このレンズと初めて出会ったとき、クセのある歪曲収差にばかり目が行き、柔軟な目でその実力を見抜くことが叶わなかった・・・。

使い方次第では凄みすら感じるほどの描写。未熟さゆえの再会?となりましたが今更ながら、ツァイスはすごいアポワイドを残したものです。

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