
CANON EOS-5D with Carl Zeiss Planar T*85mmf1.2 50years
相変わらず、土日は自宅仕事。撮るものも身の回りのものばかり(笑)。うちの猫も「また、新しいレンズなんか買ってきて・・・」と言いたげな目つきで覗いていたのでパチリ。
この3月に高校を卒業してすぐに車の免許を取った姪っ子が危なっかしい運転で遊びに来たのでパチリ。
このレンズを見てすごい!だとか、キレイな色~!だとか言ってたのでさすがにわが姪っ子!可愛げのあるやつだ!なんて思ったり・・・。(バカですねえ、ほんと)
それにしても最近の子は携帯なんかで撮られ慣れているのですね。嬉々としてポーズ取ってるんだから・・・。

CANON EOS-5D with Carl Zeiss Planar T*85mmf1.2 50years
ところで、Planar85mmf1.2ですがこのレンズ「怪物レンズ」「究極のPlanar」「幻のレンズ」などと呼ばれ、ツァイスファンの間では羨望を集める存在です。
でも、使ってみると意外と使いやすいのです。これが。もちろん爆薄の被写界深度からくるピント合わせのデリケートさは健在?です。
でもなぜか使いやすいのです。ツァイスの85mmはf1.4もそうなのですがピントリングの回転角が比較的大きく、最短付近ではかなりの角度を取っています。
f1.2も同じように回転角が大きいのですが鏡胴が大きいせいで物理的に微調整がしやすいのです。しかもローレット幅はf1.4の約1.5倍の幅になっています。
この二つの要素でピント合わせがf1.4よりも格段に合わせやすく感じるのです。個人差はあると思いますが少なくとも私はf1.2のほうが断然使いやすく感じます。
描写についても開放描写でのピントの合った部分のシャープさはf1.2に軍配が上がります。つまりきちんとピントを合わせてきちんと写るという当たり前のことがf1.2は普通にできます。
また、このレンズ噂どおり、色抜けが良く、特に白がキレイというのが印象的です。その上、爆薄ですがピントの合ったところが恐ろしくシャープで、世間で超優等生レンズと言われるのも頷けます。

CANON EOS-5D with Carl Zeiss Planar T*85mmf1.2 50years
ただし、多くの方々から大きくて重いということをよく聞きます。しかし、仕事でEOSの1系にLズームとストロボを付けて1日撮り歩くようなことが多々あるので人様とはまったく違う印象になります。
ですから5Dにこのレンズの組み合わせはむしろ気軽に感じたりします。
まあ気軽さではさすがにレンジファインダーの比ではありませんが。ただレンジでもライカにノクチの組み合わせなどとはいい勝負をするような気もしますが・・・。(笑)
いずれにしてもこの手の超明るいレンズを使う=大きく、重く、ついでに高価という図式は初めから覚悟しなければ使えませんよね。