PIE2006
毎年、行こう行こうと思っていけなかったPIE。今年は2日間行ってきました。しかし、機材や情報に触れることはほとんどありませんでした。
目的は「御苗場」。
ブログで知り合ったphotoseason飯塚さん とshingaiさん が出展されているコーナー。ここにぜひ伺いたいと思い、初日には友人と連れ立って伺い、その後一人でまた伺いました。
初日の23日には飯塚さんだけがいらっしゃって少しだけお話ができました。翌々日の25日にはshingaiさんともお会いできました。
お二人の展示は他の方達のどちらかと言うと文化祭的なノリ(写真のクオリティではなく見せ方として。ディスプレイデザインをしていたので、つい目が行ってしまいます)とは一線を画す雰囲気で、お互い違う地で生まれ、そして生まれ育った地とはまた違う地を捉えた作品。
かたや酷寒の北の地で生きる人々、かたや都会で忙しく生きる人々。パノラマと135サイズという組み合わせが観る者の視点の動きに自然な効果を与えていました。
まったく違う地の人々や光景を捉えたにも関わらず、そこには共通に流れる人のぬくもりや思い、背負っている背景などが静かに伝わってくる何かがありました。
また、お二人とは会期中の夜に偶然にも親しく語らう場を持つことができ、そのお人柄を知り、作品との関係性においてさらに興味深く拝見することができました。
ご苦労されて作ったブックもじっくり拝見し、フイルム・デジタルを問わず、私ももっともっとたくさん撮らねばと猛省いたしました。
良き作品と良き人たちとの出会いがどれほど自分に与えるものが大きいかを痛感した3日間でした。
| 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)