色カブリが分る年齢?
MINOLTA CLE with GR LENS 21mm F3.5 E100VS & EPSON F-3200
フイルムを使うということはイコールリバーサルを使うということになります。ワタシの場合は。それはなぜかと言うとデジタルとはある意味対極にある画質だと思うからです。
デジタル黎明期には今では当たり前のホワイトバランスがなんと便利なものよ!と、狂喜したものです。それまでのフィルターワークから開放された喜びとあの色カブリが、特に蛍光灯の緑かぶりなど悪の権化のように見ていました。
それが今ではどうでしょう。「あ~この蛍光灯の緑カブリやタングステンの赤カブリってなんて美しいのだろう」なんて、裏切りにも似た発言すらしています。自分のことながら呆れます。
最近のデジタルは何が何でも補正すると言うよりも雰囲気を残すという方向になるつつあります。しかし、フイルムの「補正なんぞどこ吹く風」といった潔さはデジタルとはまったく対極にあります。
それが良いと感じる年齢?キャリア?になったのかもしれません。画質に対する人の好みとはこれほどいい加減かつ感覚的なものです。
時が経ちデジタルも今や何周目かに入りました。さてどちらが本当に「人」にとっての良き写真=画質なのでしょうかね?と言いつつ、今日のカットは色カブリなどちっとも関係ないものを選んだりします。ほんといい加減。
それにしてもスキャンするとフイルムの持つ微妙な階調はかなり失われますねえ~。残念・・・。オリジナルポジの美しさはやっぱりルーペの世界だけなのでしょうかね。それとも安物スキャナのせい?
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コメント
はじめまして、いつも更新楽しみにしております。R-D1の出番が減ってるのが気になりますが(笑)
それはさておき、ご存じかもしれませんが、下記のような物欲刺激記事がありましたよ。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/21601.html
こちらも評判いいみたいです。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2005/02/21/1015.html
投稿: Helios | 2005.11.16 11:34
>Heliosさん
初めまして、ご訪問ありがとうございます。
そうなんです・・・。おっしゃるとおりGRDだのIKONだのと色々と浮気しちゃってます。(笑)でもR-D1は常時、M-ROKKOR3本セットとスタンバッてますよ。
やっぱりF-3200は画質という面ではツライのかもしれませんね。スキャン時の便利さはほんとうに魅力的なんですが。
投稿: itamura | 2005.11.17 00:37