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2005.02.23

キャパとコダクロームとブラームス

0223

今日は少々興奮ぎみに書いている。18日に見てきた「CAPA in COLOR」のカラー作品が70年前に世に出たコダクローム(ISO12)によって撮影されたものと知った。横木安良夫さんのブログでそのことが事細かに書かれていた。コダクロームだからこそ、60年間の時間にも退色せずに残っていたこと。そしてデジタル出力でしかコダクロームの独特の色は再現できなかっただろうこと。今回の写真展は日本HPのインクジェットプリンタによって制作されたものでそういえば会場入口になんでHPのインクジェットが?というコーナーがあった。写真展が終わってなぜこんなことを?と言うと今回の写真展用の図録が一部逆版があったとかで私が行ったときにはすでになく、こういった背景を知ることが出来なかった。あの抜けるような青空は日本人で唯一オリジナルポジを見たマグナム東京の小川氏の記憶によって再現されたそうだ。あの青空の色はほとんどの人が何かしらの感銘を受けたようだ。そしてISO12というコダクロームによって快晴でも絞りをあけ気味にすることで、それ故、あの光線状態にもかかわらず、船員のニットのシャープさとそのすぐ前後からボケていくなんともいえない絵、そして快晴の青空という作品になったことなど。たくさんの関連ブログで初めて知り、驚きとともになんとも不思議な気分になった。そしてさらに驚いたのがそのコダクロームの開発にあのブラームスが関わっていたことなど、交響曲第10番と言われた通称「ブライチ」(ブラームス交響曲第1番)の第4楽章の拍子が開発段階で重要な意味を持っていたことなど。私も小澤征二のブライチが大好きで、え~なぜ?という疑問で夢中で詳しく調べられた「クララ ・ シューマンのホームページ」by Kenji Itohさんのサイトの文章をむさぼり読んだ。

本当に驚いた。インターネット、特にブログがこれらのことを短時間で知り得る便利さ。だからこそだが、キャパとコダクロームそしてブラームスがこんなところで繋がるとは面白すぎる。個人的には今回の写真でキャパのカラー写真の大ファンになった。同じ会場の今までキャパの名声を高めてきたモノクロ作品がそれこそ色褪せて見えたのは私だけだろうか?ブレッソンのようにモノクロしか撮らないという姿勢より、新しい物を積極的に取り入れていたキャパのコダクローム作品が最新のデジタル出力でおそらく当時の色合いを忠実に再現されたことはなんとも皮肉で、新たなキャパ像が垣間見え、こちらのキャパのほうが私は断然好きになった。未発表のままもう見ることができないカラー作品がもしも大量に撮られていたとしたら、今までのキャパ像は少し違って伝わっていたのではないかとまで感じた。今回はカメラネタではありませんでしたが、たまにはこういうのを真面目に語るのもいいもんですねえ。って今、ブライチが傍らで鳴ってるせいかまだ興奮してるわ・・・。

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