« お仲間が増えた | トップページ | 久々のPlanar »

2005.02.18

CAPA in COLOR

0218

カラー写真による世界初の「ロバート・キャパ写真展」へ行ってきた。写真展へ行って感激を覚えることはめったにないのだが今日は、心地よい感激を味わった。60年間、マグナムの保管庫で眠っていたキャパによるカラー写真。新鮮だった。鮮烈だった。そのあまりにも豊かな色彩がモノクロのイメージが強いキャパのイメージが180度がらりと変わるほどの写真の数々。特に空の青さが印象に残った。護送船団に乗り込み、海と空をバックに乗組員を撮った作品。ヘミングウェイと息子を撮った作品。日本の京都の日常を撮った作品などなど、一枚一枚の色彩に見入ってしまった。まるで絵画を一点一点、じっくり鑑賞するような感覚。写真展ではあまり味わったことのない経験をした。それくらい印象的なキャパのカラー写真。

1941年から1954年くらいまでに撮られたものでどの作品も時代の空気が感じられ、現代のカラー写真とは異質の色合い。クオリティで言えば今のカラー写真とは比べるべくもないが、鮮烈さはキャパのほうがはるかに強い。この時代の空気とカメラとレンズとフイルムがあっての色彩なのだろう。今のようにはっきりくっきり鮮やかでは写しこめない世界。生前最後のカットなども印象的だったが、特に印象に残ったのはチケットにもなっている何気ないカットで「信号を送っている船員」を撮った一枚。ピントの合った部分の先鋭さ、ボケた部分の柔らかさ、とても洋上とは思えない光の状態、戦時下とは思えない抜けるような空の青さ。そして船員の眼差し。釘付けになってしまった。この一枚と出会えただけでも来た甲斐があった。一見の価値あり!ビックリしたのは平日なのにその人の多さ。キャパって年代を問わずこんなに人気があったとは。日本橋三越で20日までだそうだ。

|

« お仲間が増えた | トップページ | 久々のPlanar »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54816/2988076

この記事へのトラックバック一覧です: CAPA in COLOR:

« お仲間が増えた | トップページ | 久々のPlanar »